開館一周年を迎えたアートアクアリウム美術館GINZAを取材しました。銀座三越の館内に位置する同館は、幻想的な金魚アートの展示が評判の美術館。日本の伝統文化と金魚が調和した落ち着いた美しい空間は、訪日観光客の定番スポットになっています。

さらに進化した2年目の最初を飾る特別展示は、初夏の特別演出「紫陽花づくし」。読者のみなさまに会場の様子を写真と動画でご紹介します。ぜひお出かけのご参考に。
会場レポート:初夏の特別演出「開館1周年 紫陽花づくし」

今回の特別演出は、紫陽花がテーマ。ブルーメインの爽やかな色彩に包まれる会場は日本の初夏を表現。梅雨の風情を楽しめます。
動画記事
会場全体をレポートしている動画版記事も公開(5月21日配信予定)。記事とあわせてどうぞ。チャンネル登録もぜひお願いします。
無限空間に進化した「金魚の回廊」

円柱状の金魚の水槽が、寺社の回廊のように立ち並ぶ「金魚の回廊」。新演出では、左右にも無限に広がる没入空間に進化。




紫陽花とのコラボ「金魚の滝」
滝をイメージした作品「金魚の滝」と紫陽花のコラボレーション。

国内認定品種が勢ぞろい!「新金魚品評」

金魚を上から観賞する作品。この作品を中心に、同館では国内認定品種34種類、王道の種類から珍しい種類まで、総数70種類以上の金魚を鑑賞することができます。

闇に浮かぶ宝石箱のように見える水槽には紫陽花があしらわれています。ひとつひとつ表情の違う水槽を眺めているうち、お気に入りの金魚が見つかるかも。
紫陽花と金魚に囲まれ、日本の美を感じる会場
「折り紙」に着想を得て作られた「オリガミリウム」。写真とは逆方向から撮影すると「新金魚品評」が背景に広がる構図にも。

「提灯リウム」から奥の「金魚の竹林」をのぞむ。


1周年を記念したフォトスポット。壁面の金魚は実は動きます。

華道家・假屋崎省吾氏とのコロボ企画による「フラワーリウム」にも1周年を記念した新作水槽が登場。

実は金魚だけではない?「江戸」を感じる展示も注目を
同館は会場全体で日本の美を表現しています。取材中も多くの海外からのお客さまが訪問、和の美しい景色を堪能させていました。金魚のアート作品の他に、江戸切子、お面、浮世絵といった日本の伝統文化を紹介する展示もぜひお楽しみを。
金魚の飾り棚
「金魚蒐集(金魚コレクション)」の向かいの展示「金魚の飾り棚」。江戸切子、そして盆栽のアート展示。

歌川国芳コレクション
江戸末期の浮世絵師・歌川国芳の浮世絵作品を約20点展示。これら金魚と鯉が描かれた作品たちはフォトスポットの裏手ですのでお見逃しなく。

銀座で「初夏の日本」を感じる展示
アートアクアリウム美術館 GINZA 初夏の特別演出「開館1周年 紫陽花づくし」は、6月27日(火)まで開催予定。チケットは公式サイトより購入が可能です。
リソース
記事中の画像・動画は全て編集部による撮影
- 取材ご協力:アートアクアリウム美術館 GINZAさま
開館1周年記念 初夏の特別演出「紫陽花づくし」
- 期間:開催中~6月27日(火)までの予定
アートアクアリウム美術館 GINZA 公式サイト
- チケット情報ほか、最新の情報は公式サイトをご確認下さい。