全米があきれた!? 「バッドアート美術館展」に行った

2018年12月3日

投稿:ミュージアムズ編集部
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アーモ・ギャラリー入り口
撮影:編集部

ゴミか?芸術か?バッドアート美術館の迷作が集結

東京ドームシティにあるGallery AaMo(ギャラリー アーモ)にて「バッドアート美術館展」が開催中です。(会期は2019年1月14日(月・祝)まで)。世界のメディアで話題のボストンの美術館MOBA(Museum Of Bad Art)の迷作が日本初公開。ネット上で話題になっていたので混雑の様子なども興味があり、土曜日の夕方に会場に行ってきました。

  • 画像はチラシより 「絶望」にマジックで☓をしたのは筆者ではなくて、こういうチラシですので念の為…

会場の様子と感想など

土曜日の16時と非常に良い時間でしたがかなり空いていて、混雑もなく快適にバッドな作品を楽しめました。作品はゴミ箱やリサイクルショップなどから集められたちょっと残念なアートたち。「有名な美術館に収蔵されることはありませんが称賛せずにいられない作品ばかり」(公式サイト)ですが、「残念」というよりは普通に良かったり面白かったりする作品ばかりなのですよね。ボストン・バッドアート美術館・MOBA館長 ルイーズ・ライリー・サッコ氏とMOBAキュレーター マイケル・フランク氏のインタービューではいわゆる「悪い作品」という意味での「バッド」ではなく、美術史上に残ったり、大きな美術館で保管されたりするような「重要な作品」ではない、という意味とのことで、また、「単に下手なだけでは美術館に収蔵できない」など独特の価値観を提示されており興味深いものがありました。気張らずに楽しく見られる、美術館側の作品への「愛」を感じる、素敵な展覧会です。

    会場の様子 撮影:編集部

男のモナリザだから…マナリザなんだそうです。あちこちに、しりあがり寿さんの面白いツッコミ…いや解説が添えてあるのも楽しいです。

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<<マナリザ>> A・シュミット(カナダ) バットアート美術館所蔵
撮影:編集
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<<ケンタウロスとバイカー>> 作家不詳 バットアート美術館所蔵

なお、本展ではすべての作品が撮影可能。ぜひ「#バッドアート」をつけてSNSに投稿を!ということです。

開催概要

項目 内容
展覧会名 バッドアート美術館展
期間 2018年11月22日(木)~2019年1月14日(月・祝)
※開催期間中無休
時間 10:00~18:00 ※17:30最終入館
会場 Gallery AaMo(ギャラリー アーモ) ※東京ドームシティ内
主催 株式会社東京ドーム
企画協力 Museum Of Bad Art
スペシャルサポーター しりあがり寿
広告デザイン あきやまみみこ
企画コーディネーション 神田圭美
制作協力 Synchronicity、キュリオシティジャパン
後援 読売新聞社

料金(当日券)

  • 大人(高校生以上)1,300円
  • 小人(小・中学生)200円
  • ※未就学児無料(単独入場はご遠慮ください)

ギャラリートークの他に、スペシャルサポーターのしりあがり寿さんが出演するトークショーなども開催されています。詳細は公式サイトをご確認を。

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