
編集部撮影
「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界 ―1780年パリに始まるエスプリ」
東京・丸の内にある三菱一号館美術館では2018年6月28日(木)より「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界 ―1780年パリに始まるエスプリ」が開催されています。
この展覧会は18世紀後半から現代まで、約240年に及ぶショーメの伝統と歴史を紹介する日本初の展覧会です。ロマン主義、ジャポニスム、アール・デコといった芸術潮流との対話の中で洗練された作品―ダイヤモンドのティアラやネックレス等の宝飾品と、未発表の歴史的なデザイン画や写真等約300点を観覧できます。
この記事では展覧会の見所、限定グッズやコラボメニューの紹介に加え、実際にお客さんとして会場を訪問し、混雑の状況や展示の様子をレポートします。
[aside]補足
5月28日配信した展覧会の見所紹介の記事および6月21日に配信したタイアップメニューと限定オリジナルグッズについての紹介記事を統合再編し、さらに実際に会場に(自腹で)行って混雑状況や展示についての感想を大幅加筆した記事となります。
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開催概要
英国人建築家ジョサイア・コンドルにより設計され、19世紀末に日本の近代化を象徴した三菱一号館は、40年あまりの時を経て2010(平成22)年春、三菱一号館美術館として生まれ変わりました。
項目 | 内容 |
---|---|
展覧会名 | ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界 ―1780年パリに始まるエスプリ |
会場 | 三菱一号館美術館(東京・丸の内) |
会期 | 2018年6月28日(木)~9月17日(月・祝) |
開館時間 | 10:00~18:00 (金曜、第2水曜、9/10~13は21:00まで) ※入館は閉館の30分前まで |
休館日 | 月曜日 (7/16、9/10、9/17は開館) 7/30、8/27(トークフリーデー)も開館 |
主催 | 三菱一号館美術館、ショーメ |
共催 | 読売新聞社 |
後援 | 在日フランス大使館 / アンスティチュ・フランセ日本 |
協賛 | 大日本印刷 |
お問い合わせ | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
三菱一号館美術館HP | http://mimt.jp/ |
展覧会公式HP | http://mimt.jp/chaumet |
チケット
チケット | 一般 | 高校・大学 | 小・中学生 |
---|---|---|---|
当日券 | 1,700 | 1,000円 | 500円 |
オススメ!アフター5女子割
- アフター5女子割
- 第2水曜日17時以降/当日券一般(女性のみ)1000円
- ※他の割引との併用不可
- ※利用の際は「女子割」での当日券ご購入の旨お申し出下さい。
アクセス
- 三菱一号館美術館
- 〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-6-2
- JR「東京」駅(丸の内南口)徒歩5分
- JR「有楽町」駅(国際フォーラム口)徒歩6分
- 東京メトロ千代田線「二重橋前」駅(1番出口)徒歩3分
- 東京メトロ有楽町線「有楽町」駅(D3/D5出口)徒歩6分
- 都営三田線「日比谷」駅(B7出口)徒歩3分
- 東京メトロ丸ノ内線「東京」駅(地下道直結)徒歩6分
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次のページより、実際の会場の様子、混雑の状況、また広報画像をふんだんに使った展覧会の見どころ解説、タイアップメニューや限定グッズについて詳しくご紹介していきます。[/aside]

編集部撮影
実際に会場に行ってきました
会期中最初の土曜日に実際にお客さんとして観に行ってみました。この後、広報用の画像を使い展覧会の見所を詳しくご紹介しますので、こちらでは混雑の状況や会場の雰囲気についてのレビューを書きます。
混雑の状況について

編集部撮影
関東地方は非常に早い梅雨明けを記録し、この日の東京も35度近くありました。熱射病等ご注意を…。さて、東京駅丸の内南口から約5分で三菱一号館美術館に到着します。入り口はそれほど混雑している様子はなかったのですが…
非常に混雑中も動線が工夫されていて快適

編集部撮影
最初のセクションからかなりの混雑です。1つのケースを5人以上で観覧するイメージでしょうか。セクションによっては並んで順番に観るほどの盛況ぶりでした。ただ、後列から観るだでOKの場合は行列に並ばずに先に進めるようにしてある等、混雑することを想定して動線がかなり工夫されています。
また、装飾品の展示だけではなく、壁面に大きい絵画を展示するなどして順番を待っている間にそちらを眺めることができるようになっており、、混んでいるながらも快適に観覧できました。
余裕を持って計画を
所要時間ですが、筆者の場合、後半をやや早足気味に観て1時間半くらいでした。1点1点に魅せられて時間を忘れて観てしまうので、時間には余裕をもって観に行きたいところです。
写真撮影について

編集部撮影

編集部撮影

編集部撮影
会場内は写真撮影NGですが、2箇所ほど撮影OKセクションがあります。特に前半は宝飾品をそのまま撮影させてもらえるという非常に豪華な展示室があります。(フラッシュはNGです)照明を落とした室内にスポットライトで宝飾品が展示されているため、こういう時は以外とスマホのカメラの方が有利かもしれません。夢中になって展示ケースのガラスを触ったり、カメラやスマホを接触させたりしないようにくれぐれもご注意を!
コインロッカーについて
チケットカウンターの右側にあります。100円玉が必要ですが後で返却されるシステムの無料ロッカーです。展示室直前に音声ガイド貸出ブースがありますし、セキュリティのためにお財布等の貴重品は持って出ましょう。
展示物の一部をご紹介します!
「ティアラの芸術」
権力の象徴であると同時に流行のアクセサリーでもあるティアラは時代ごとの公式・社会行事を飾り立て、古典的様式から豪華なスタイルへ変化しています。約20点のティアラ、300点のニッケル=シルバーのモデルが展示され、ショーメの創造性と卓越性を物語ります。
「統治者の選ぶもの」
執政政府、帝政期に皇帝がメゾンに注文した作品は、権力の象徴としての意味を強調、それ以降のメゾンのスタイルに着想を与えるテーマの萌芽となります。
メゾンの顧客で高貴な位に就く人物に焦点を当て、フランスの歴史と共にあるショーメの歴史を明らかにしていきます。
「想いをあらわすジュエラー」
ショーメは、自身の作品の中に人生の喜びや愛を表現し、ひたむきに制作活動をおこないながら、歴史を通じて、魔法にかけられたような特別なひとときに敬意を表しています。愛を象徴するメッセージやモティーフを備えたジュエリーは、彩り豊かな感情のパレットを賛美しています。
「自然の歴史」
「驚異の部屋」風のセクションです。ショーメが創業から大事にしてきた「自然主義」。動植物、昆虫は職人の手によってジュエリーとなり、ショーメのレパートリーの豊富さを物語っています。
「ショーメと日本」
最後のセクションでは、メゾンの日本への経緯を表し、展覧会はフィナーレを迎えます。ショーメの作品は19世紀半ばのジャポニズムに着想を得ており、その影響は20世紀を通じ今日まで続いてます。
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充実の展覧会限定グッズ、タイアップメニューをご紹介します[/aside]

展覧会タイアップ ランチとデザート
三菱一号館美術館(東京・丸の内)の館内にあるミュージアムカフェ・バー「Café 1894」ミュージアムショップ「Store 1894」では会期中限定で、展覧会にちなんだメニュー、グッズが販売されています。
展覧会タイアップランチ 「plein de nature プレーン ドゥ ナチュール」 -
ナポレオンの皇妃ジョゼフィーヌが愛したマルメゾン城の豊かな自然をイメージし、彩り鮮やかな前菜、大地の恵みを想わせるメインが用意されます。
- 2,160円(税込)
- 提供時間 11:00~14:00
前菜 季節野菜のサラダ仕立て ホタテ貝のタルタル ラビゴットソース(※1)
マルメゾン城から眺める庭園に咲き誇る花々を、季節野菜と赤パプリカのソースで表現しています。はちみつを加えた白ワインと柑橘のジュレが清々しい一皿です。
メイン 鴨胸肉のロティ 牛蒡のピューレ ノワゼットソース(※2)
「ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界」展では、西洋のジュエリー作品における日本美術の影響についてもご紹介しています。そんな関係の深い「西洋」と「日本」両者の食材を見事に融和させた一品です。八丁味噌でマリネした鴨胸肉と牛蒡のピューレには、ケッパーと黒七味がアクセントに。たっぷりの夏野菜とともにお楽しみください。
※1 酢、食用油、野菜のみじん切りをベースとしたソース
※2アーモンド色にバターを焦がしたソース
展覧会タイアップデザート 「bijou exotique ビジュー エキゾティック ~マンゴーとパッションフルーツのバヴァロア仕立て ココナッツとタピオカのソース~」
多くの人びとを魅了して止まないジュエリーの輝きを、夏にぴったりの爽やかなデザートで表現。タピオカはパール、色とりどりの果実は宝石をイメージし、繊細な飴細工が宝石箱のようなプレートに煌めきを添えています。
- 972円(税込)
- 提供時間 14:00~17:00
限定グッズもオシャレ!
大判ポストカード

パリのヴァンドーム広場に軒を連ねるジュエラーの中で、もっとも長い歴史を誇るショーメ。そのショーメによるディレクションの元、本展限定で販売されるのが、この大判ポストカード(サイズ:186×128mm)です。宛名面全体の青は、ショーメのブランドカラーをイメージして特別な紙を貼り合わせて制作しています。 全7種、各300円(税込)
定番のクリアファイルも、もちろんショーメ監修!
定番のクリアファイルも、もちろんショーメ監修!の元で制作された、本展限定販売商品です。外側には本展のメインビジュアルにもなっているティアラが、内側にはショーメと深い関わりのあるナポレオン1世の皇妃、ジョゼフィーヌの肖像があしらわれています。

Café 1894とStore 1894について
Café 1894
明治期(1894 年)に銀行営業室として利用された空間を復元したミュージアムカフェ・バー。クラシックな趣と、2層吹き抜けの高い天井が人気のお店です。
- 営業時間:11:00~23:00(ラストオーダー22:00)
- 定休日:不定休
- 住所:東京都千代田区丸の内2-6-2 三菱一号館美術館1F
- TEL:03-3212-7156
- 公式HP:http://mimt.jp/cafe1894/
Store 1894
展覧会グッズや三菱一号館美術館のオリジナルグッズを中心に、世界中から集めた上質でオーセンティックな商品がバリエーション豊かに並ぶミュージアムショップ。展覧会の鑑賞券をお持ちでない方もご自由にお入りいただけます。
- 営業時間:10:00~18:00
- ※祝日・振替休日除く金曜、展覧会会期中の最終週平日は21:00まで
- 休業日:毎週月曜(祝日・振替休日・展覧会会期中最終週の場合は開館)、年末、元旦、展示替え期間 ※美術館の開館時間に準ずる。
- 住所:東京都千代田区丸の内2-6-2 三菱一号館美術館1F
- TEL: 03-3212-7155
- 公式HP:http://mimt.jp/store1894/
読者プレゼントのお知らせ
※読者プレゼントの応募受付は終了しました。当選者の方には発送をもって当選発表にかえさせていただきます。
ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界 ―1780年パリに始まるエスプリ
項目 | 内容 |
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展覧会名 | ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界 ―1780年パリに始まるエスプリ |
会場 | 三菱一号館美術館(東京・丸の内) |
会期 | 2018年6月28日(木)~9月17日(月・祝) |
開館時間 | 10:00~18:00 (金曜、第2水曜、9/10~13は21:00まで) ※入館は閉館の30分前まで |
休館日 | 月曜日 (7/16、9/10、9/17は開館) 7/30、8/27(トークフリーデー)も開館 |
主催 | 三菱一号館美術館、ショーメ |
共催 | 読売新聞社 |
後援 | 在日フランス大使館 / アンスティチュ・フランセ日本 |
協賛 | 大日本印刷 |
お問い合わせ | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
三菱一号館美術館HP | http://mimt.jp/ |
展覧会公式HP | http://mimt.jp/chaumet |