江戸のサムライの姿を再現 [会場レポ] 特別展「士 サムライ」 / 東京都江戸東京博物館 [会期終了]

2019年9月11日

投稿:ミュージアムズ編集部
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特別展「士 サムライ」が開幕

 東京都江戸東京博物館(両国)にて、2019年9月14日(土)より、特別展「士 サムライ―天下太平を支えた人びと―」が開催中です。編集部では開幕に先だって行われた報道内覧会を取材しました。

  • 取材協力:東京都江戸東京博物館さま
  • 記事中の写真は報道内覧会にて編集部が撮影
  • 文章及び画像写真の転載及び引用の一切を禁止します。

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会場レポ

 本展のタイトルが示すように、「サムライ」そのものについての展覧会です。江戸の有名無名の武家、武士、侍、浪人たちの日常の生活や仕事ぶりを展示を通じて再現しようという試みで、日常の道具や絵画、また写真などから、現代のサムライのイメージである江戸時代のサムライ(士)を見直していきます。

 江戸時代の天下太平の世、戦がなくなったからといってサムライの仕事がなくなったわけではありませんでした。江戸を守るために火事や水害と戦うのもサムライ達の仕事でした。火事場で奮闘するサムライを描いた絵巻の他、火事装束なども展示されています。また、時代劇で有名な「あの人」のゆかりの品も見ることができます。誰のものかは、ぜひ会場でご覧になってください。

 写真は東京に暮らす人々に「ドン」と呼ばれた午砲(ごほう)。幕末期に幕府が戦争で使用したとされる24ポンドカノン砲で、明治維新後は新政府の手に渡ります。この大砲は明治四年(1871年)9月9日からは皇居内旧本丸跡に設置され、正午を知らせる時報として使用されました。 重量はなんと2トンもあり、展示するのもかなり大変だったということです。

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 他にも、幕末の外交使節団である遣欧使節団の肖像写真、勝海舟の肖像画や所用の装束など、興味ある様々な品が展示されています。 特別展「士 サムライ―天下太平を支えた人びと―」 は 2019年 11月4日(月・休)までの開催。

別展「士 サムライ―天下太平を支えた人びと―」

※観覧料他詳細につきましては、東京都江戸東京博物館の公式サイトをご確認下さい。
https://www.edo-tokyo-museum.or.jp

  • 展覧会名:特別展「士 サムライ―天下太平を支えた人びと―」
    • <英文> Samurai -Peacekeeping Contributors in Edo Period
  • 会期:開催中~ 2019年 11月4日(月・休)まで
  • 会場:東京都江戸東京博物館 1階 特別展示室
    • (東京都墨田区横網1丁目4番1号)
  • 開館時間:午前9時30分~午後5時30分(土曜日は午後7時30分まで)
    ※入館は閉館の30分前まで
  • 休館日:毎週月曜日(ただし9月16日・23日、10月14日、11月4日は開館)、9月24日(火)、10月15日(火)
    ※会期中に一部展示品の入れ替えがあります。
  • お問い合わせ:東京都江戸東京博物館 TEL:03-3626-9974(代表)