東京都江戸東京博物館にて特別展「縄文2021―東京に生きた縄文人―」が2021年10月9日(土)より開催。
2021年7月、ユネスコの世界遺産委員会が北海道・青森県・岩手県・秋田県の17の縄文遺跡群を世界文化遺産に登録することを決定し、今、注目を集める”縄文”。本展は、江戸東京の暮らしや文化をふり返る礎として、その源流ともいうべき縄文時代の人びと、特に東京の縄文人の暮らしに焦点をあてた展覧会となります。
東京という地域の縄文時代を考える大規模な展覧会は、1986年(昭和61)2月に銀座ソニービルで開幕した「第2回 東京の遺跡展」(主催・東京都教育委員会)以来、35年ぶりとなります。会期は12月5日(日)まで。
特別展「縄文2021 ―東京に生きた縄文人―」PR動画30秒③【縄文編】
《多摩ニュータウンのビーナス》
縄文時代中期前半の大型土偶の好例。2009年にイギリスの大英博物館で開催された「土偶 The Power of the DOGU」でも展示されました。

多摩ニュータウンNo.471遺跡出土 縄文時代中期
東京都教育委員会蔵
《 丘陵人(おかびと)の肖像》
まるでお面のようですが、有孔鍔付土器(ゆうこうつばつきどき)の装飾として貼り付けられていたものと考えられます。

多摩ニュータウンNo.72遺跡出土 縄文時代中期
東京都教育委員会蔵
展覧会のみどころ
常設展示室「江戸・東京ゾーン」とも比べてみて!復元模型が織りなす縄文の暮らし
2つの復元模型が縄文時代のムラの様子を再現。5・6階常設展示室のの江戸東京の暮らしを再現した復元模型とぜひ比べてみてください。

復元年代:縄文時代中期 縮尺1/20
※製作中のため、完成品とは異なる部分があります。
多彩な土偶が100点以上
《ハート形土偶》
ほぼ完形に近い姿 縄文時代後期土偶の逸品!

縄文時代後期
江戸東京たてもの園蔵
《国宝 土偶(縄文のビーナス)》
八ヶ岳山麓の土偶の特徴と造形の美しさとを合わせ持つ。

茅野市所蔵
尖石縄文考古館保管
展示予定期間:10月19日~11月14日
《国宝 土偶(仮面の女神)》
全身がほぼ完存する大形土偶。顔に仮面をつけた姿を思わせる。

茅野市所蔵
尖石縄文考古館保管
展示予定期間:11月16日~12月5日
《丸木舟 》

開催概要
- 特別展「縄文2021―東京に生きた縄文人―」
- 2021年10月09日(土)〜2021年12月05日(日)
- 東京都江戸東京博物館 1階 特別展示室
- 9:30〜17:30(入館は閉館の30分前まで)月曜日休館
本展覧会は、混雑緩和のため事前予約を推奨しております。
割引料金による前売券の販売はございません。
アソビュー!、主要プレイガイドにて日時指定券が販売中です。
くわしくは江戸東京博物館ホームページをご覧ください。