特別展「国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 古代エジプト展 天地創造の神話」
※会期終了しました。

会場入り口 編集部撮影
特別展「国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 古代エジプト展 天地創造の神話」が2020年11月21日(土)より東京都江戸東京博物館にて開催されます。世界有数のエジプト・コレクションを誇るベルリン国立博物館群より「天地創造の神話」をテーマに約130点の名品が展示されます。長さ4メートルを超える『タレメチュエンバステトの「死者の書」』や美しい装飾の「タイレトカプの人型木棺(外棺)」など100点以上が日本初公開となります。会期は2021年4月24日(日)まで。編集部では開催に先だって11月19日(木)に開催された報道内覧会を取材しました。
- 記事中の写真は報道内覧会にて編集部が撮影。記事中の画像、写真、文章の引用及び転載をすべて禁止します。
展覧会のみどころ、会場のようすなど
本展はピラミッド、ツタンカーメン、ピラミッドといった、これまでの日本のエジプト展とは見る角度を変え、エジプトの歴史やその背景にある神話といった、精神的な世界の紹介をテーマとしているのが特徴的です。
また、会場内は映像等の一部を除き、作品を含めて自由に撮影がOKです。

展示は天地創造と神々の世界」「ファラオと宇宙の秩序」「死後の審判」の3章構成で、原初の海「ヌン」から現れたアトゥム神がこの世界を創造するプロローグから始まり、世界の滅亡から再生へのエピローグにて、再び展覧会の最初へ戻るという趣向。エジプト神話の世界観や死生観を背景とした、古代の精神世界がアニメーション演出と展示物により表現されます。


オシリスは植物神であり体が緑色であるとされ、植物の再生の力がオシリス信仰の元になっています。そのため、再生復活を祈って死者を緑色に塗ることもあったということです。

エピローグでは《3匹の魚とロータスを描いた麻鉢》が展示されます。これは出品リストの1番最初に掲載されているものであり、創造神がこの世界を終わらせた後でも、創造神とオシリスが再び世界を創り出す、つまりプロローグに戻るということ表現しているということです。

開催概要:特別展「国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 古代エジプト展 天地創造の神話」
- 会期:2020年11月21日(土)~2021年4月4日(日)
- 会場:東京都江戸東京博物館 1階特別展示室
- 開館時間:9:30~17:30 ※入館は閉館の30分まで
- 休館日:毎週月曜日 (ただし2020年11月23日、2021年1月4日、11日、18日は開館)、11月24日(火)、12月21日(月)~1月1日(金・祝)、1月12日(火)
公式サイト
チケット情報他、最新の情報および詳細は公式サイトをご確認ください。
- 江戸東京博物館の展覧会ページ

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