[会期終了]実は46枚!?太田記念美術館|葛飾北斎 冨嶽三十六景 奇想のカラクリを観て来たよ

2017年10月5日

投稿:M3PRESS編集部

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葛飾北斎「冨嶽三十六景」7年ぶりに全点公開!

原宿の太田記念美術館で9月30日より開催されている葛飾北斎「冨嶽三十六景 奇想のカラクリ」に行って来ましたので
混雑状況や展示の様子をレポートします。平日の午後だからガラガラだよね?なーんて思ってたら全然甘かった!

北斎展示チラシ

展覧会の概要

太田記念美術館 葛飾北斎 冨嶽三十六景 奇想のカラクリ

太田記念美術館入口3

国内有数の浮世絵専門の美術館です。

  • 2017年9月30日(土)~10月29日(日)
  • 開館時間:10:30-17:30(入館は17時まで)
  • 休館日:月曜日(10月9日は開館)、および10月10日(火)
  • 入館料:一般1,000円/大・高校生700円/中学生以下無料
  • 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-10-10

期間中の休館日注意です!

基本的に太田記念美術館は月曜日が休みなのですが、10月9日(月)は「体育の日」のため、開館してます。
そのかわりに翌日の10月10日(火)が休館日となります。
行ってみたけど、やってなかったらテンション下がりますよー。お確かめくださいませ。

会期中のイベント

  • 学芸員によるスライドトーク
  • 10月 3日(火)と10月13日(火)
  • 11:00- 14:00- (各回40分程度)
  • B1の視聴覚室
  • 申し込み不要、参加無料(要入場券)

公式サイト

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実は冨嶽三十六景は36枚ではないんです。

太田記念美術館入口

「冨嶽三十六景」は、富士山を日本全国のさまざまな場所から描いたシリーズで、天保2年(1831)頃に制作されました。題名に「三十六」とありますが、売れ行きがあまりに好評だったため、10点が追加され、全部で46点となっています。太田記念美術館が所蔵する「冨嶽三十六景」全46点が一挙に公開されるのは2010年以来7年ぶり。北斎の最高傑作を、ぜひたっぷりお楽しみください。(公式サイトより引用)

なんと、葛飾北斎の名作「冨嶽三十六景」は全部で46点なんです。しかもこれを一度に見れるという大チャンス。
そして、10枚多くなった理由が「売れ行きがよかったため」というところが、いかにも北斎らしい感じですよね。

「パフォーマー☆北斎」展(すみだ北斎美術館)と相互割引!

「パフォーマー☆北斎」展に行った人は半券を忘れずに!

「パフォーマー☆北斎」展と(すみだ北斎美術館)のチケットを提示すると100円割引で入場できます。
実は…今回編集長はうっかりしてチケットを忘れて行ってしまい、定価で入館しました。敗因はカバンを出かける直前に変更したこと(´;Д;`)

太田記念美術館への行き方

内容が重複してしまうので、こちらの記事を参照くださいませ。

駅からだいたい歩いて5分くらいです。

次のページに展示の様子と混雑具合を記してます。現地に実際に行った人でないとわからない話も…。

展示の様子

太田記念美術館入口4

葛飾応為「吉原格子先之図」も特別公開

葛飾応為

葛飾北斎の三女「お栄」は「葛飾応為」という画号をもち、父の北斎をして「美人画ではもはやかなわない」と言わしめた浮世絵師です。その応為の最高傑作である「吉原格子先之図」も特別公開されています。1F入ってすぐ左の座敷になっているところに展示してあって、じっくりと鑑賞することができます。

写真撮影はNGです。

場内は撮影禁止のため、写真はありません。

客層と混雑の様子

お客さんの年齢層とか

すみだ北斎美術館と同様、老若男女という感じです。かなり幅広い感じで場所柄か海外の方も多かったですね。女子中学生のグループが熱心に観ていたのがとても印象的で、クラシカルな日本文化いいぞ!って思いました。

混雑具合

観に行ったのは平日、水曜日の14時頃。平日だし、運慶展なんかも始まっていることだしガラガラかなーと思っていたら(すみません)大間違いの大盛況。大混雑とまでは行きませんが、過去の展示に比べると人が多かった印象です。

受付のあるロビーはほぼ満員、そして展示の方は、「1つの作品につき3人が1度に鑑賞する感じ」でしょうか。近くでじっくり観ることは可能ですが、やや前後の人に遠慮が出始めるくらいの混雑度でした。なので、土日はそれなりの混雑が予想されますね。

所用時間

今回は地下の展示はなくて1Fと2Fなので大体1時間強というところでしょうか。

感想

太田記念美術館入口2

入り口すぐの応為の作品の特別展示から始まり、冨嶽三十六景の全46点をテーマ分けした解説とともに展示してあります。構図の切り取り方、あえて定番を外す手法、絵として面白いこと優先で実際の景色を変更するとか、誇張などなど、富士山をテーマにした風景画の中で、どのようにして人を楽しませるかということに対してのまさに天才としか言いようがありません。おそらく北斎自身は楽しんで描いていたのではと想像しますけど(笑)

定番外しといえば、冨嶽三十六景の「江都駿河町三井見世略図」の中で、北斎はあえて市中の賑わいを画面ギリギリに押しやるという大胆な構図を使っているのですが、展示の方は、わざわざ隣に安藤広重の「東都名所 駿河町之図」を配置し「オーソドックスな構図はこちら」とやっているのが物凄く分かりやすく、展示として大胆でちょっとニヤリとしてしましました。

すみだ北斎美術館の展示と合わせて観ると、葛飾北斎が単なる浮世絵を作る人でなくて、未だに現代でも超えることのできな敏腕クリエーターだということがわかります。あまり美術館に行かない人はもちろん、ものつくりとか絵を描くことに興味のある方には是非訪れてほしいなと思います。

読んでいただいてありがとうございます。
ハッピーな一日を!