新春恒例企画「博物館に初もうで」

東京国立博物館は2020年も1月2日より開館。恒例のお正月企画「博物館に初もうで」が開催されます。2020年の干支「子(ねずみ)」にちなんだ作品を楽しめるほか、同館所蔵の国宝「松林図屛風」(長谷川等伯筆)をはじめとする、選りすぐりの作品が展示されます。
特集「博物館に初もうで 子・鼠・ねずみ」
- 1月2日(木)~26日(日) 本館特別1室・特別2室
2020年の干支にちなんで、十二支の鼠、大黒天の使いとしての鼠、子孫繁栄の象徴である鼠など、鼠のさまざまな顔を紹介する特集です。江戸時代に流行した粋な鼠色の着物や、永遠のライバルである猫との共演なども楽しめます。1月21日(火)には 河野正訓 ・考古室研究員によるギャラリートーク「大黒天と鼠」も開催。
ギャラリートーク 「大黒天と鼠」
- 1月21日(火) 14:00-14:30 本館特別1室
- 講師:河野正訓(考古室研究員)
- 子宝、繁栄、幸福の象徴として人々に愛されてきた鼠について、神々と関連付けて解説。
主な展示作品
- 鼠、猫と遊ぶ娘と子供 鈴木春信筆 江戸時代・18世紀 東京国立博物館蔵 2020年1月2日(木)~26日(日)まで、本館特別1室にて展示
- [左] 袱紗 紺繻子地鼠大根米俵模様 江戸時代・18~19世紀 アンリー夫人寄贈 東京国立博物館蔵 2020年1月2日(木)~26日(日)まで、本館特別1室にて展示
- [中] 鼠蒔絵印籠 紐通し朱漆銘「塩見政誠」 明治時代・19世紀 クインシー・A.ショー氏寄贈 東京国立博物館蔵 2020年1月2日(木)~26日(日)まで、本館特別2室にて展示
- [右] 染付大根鼠図大皿 伊万里 江戸時代・19世紀 平野耕輔氏寄贈 東京国立博物館蔵 2020年1月2日(木)~26日(日)まで、本館特別1室にて展示
新春 名品紹介
今年も国宝「松林図屛風」や、年のはじめを寿ぐ様々な名品が展示されます。
- 国宝 松林図屛風 長谷川等伯筆 安土桃山時代・16世紀 東京国立博物館蔵 2020年1月2日(木)~13日(月・祝)本館2室(国宝室) にて展示
- [左] 国宝 古今和歌集(元永本)下帖 平安時代・12世紀 三井高大氏寄贈 東京国立博物館蔵 2020年1月2日(木)~19日(日)本館3室にて展示
- [右] 重要文化財 御所車蒔絵硯箱 江戸時代・17世紀 東京国立博物館蔵 2020年1月2日(木)~3月22日(日)まで、本館12室にて展示
イベント
お正月の2日、3日には和太鼓や獅子舞などの日本の伝統芸能も開催。他にも様々なプレゼント企画等が実施されます。詳細は東京国立博物館のHPをご確認下さい。

- 新春イベント 和太鼓(2019年の様子)
1月2日(木)
- 11:00/13:15 和太鼓湯島天神白梅太鼓 東洋館前
- 11:45/14:00 獅子舞葛西囃子中村社中 東洋館前
1月3日(金)
- 11:00/13:15 和太鼓湯島天神白梅太鼓 東洋館前
- 11:45/14:00 獅子舞葛西囃子中村社中 東洋館前
- 12:30/14:45 クラリネット・コンサートジュリアンズ 平成館ラウンジ
※雨天時は場所を変更、または中止になることがあります。
東京国立博物館
- 開館時間:9時30分~17時 ※金曜、土曜は21時まで開館 ※入館は閉館の30分前まで
- 休館日:月曜日、12月26日(木)~2020年1月1日(水・祝) ※1月13日(月・祝)は開館、14日(火)は休館
- 観覧料:一般620円(520円)、大学生410円(310円) ※( )内は20名以上の団体料金
※特別展は別料金。
※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものをご提示ください。
※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。
※子ども(高校生以下および満18 歳未満)と一緒に来館した方(子ども1 名につき同伴者2 名まで)は団体料金で観覧できます。
- 交通:JR 上野駅公園口、鶯谷駅南口から徒歩10分 東京メトロ上野駅・根津駅、京成電鉄京成上野駅から徒歩15分