『サンシャイン水族館×早川いくを へんないきもの展3』みどころや限定グッズを全力で紹介するよ

2019年5月10日

投稿:ミュージアムズ編集部

最終更新:2019年6月11日:会期延長の発表について追加更新

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過去約20万人を動員した大人気企画「へんないきもの展」、待望の第3弾が開催中

特別展は水族館本館の向かいが会場です。編集部撮影

最新情報:来場者10万人目前に会期延長が決定、しかも”うんこ”をテーマにパワーアップ

2019-06-11 追加更新

動員10万人目前にした6月11日に サンシャイン水族館さんより会期延長が発表されました。7月5日(金)の現在の展示の最終日の後、展示入れ替えを経て、 7月12日(金)~10月14日(月・祝)  まで「へんないきもの展3+うんこ」としてリスターとします。

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まてまてまて!サンシャイン水族館の人気企画が「うんこ」にバージョンアップ!? – ススミカマガジン・ミュージアムズ

サンシャイン水族館の「へんないきもの展3」が「うんこ」でリスタート!?本当にそう…
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開催中「へんないきもの展3」

見た目が変!生き様が変!模様が変!など、早川いくを氏とサンシャイン水族館の飼育スタッフが選び抜いた、とにかく様々な“へんな”生き物たち約20種類。ベストセラー「へんないきもの」の著者・早川いくを氏とのコラボレーションによる、サンシャイン水族館の大人気企画、特別展「へんないきもの展3」。

名前のとおりガマグチにそっくりな口を持つ「オーストラリアガマグチヨタカ」、ギョロッとした目に馬鹿でかい口がチャーミングな「フサギンポ」など、見れば見るほど愛くるしく思えてきてしまう“へんないきもの”たち。動物界No.1クラスの長さを誇る生殖器を持つ「フジツボの仲間」、毒をもつイソギンチャクを両ハサミで掴んで左右に振りながら突き出して外敵を威嚇する姿がまるでチアリーダーのような「キンチャクガニ」など、生態や行動が“へんないきもの”が勢ぞろい。第1弾・第2弾では延べ人数約20万人を動員した同展、今回もかなり「へん」な生き物たちの世界を楽しめます!

開幕に先立って行われたプレス内覧会を取材してきました。いやー、何回「へんなのー」とつぶやいたことか!

まず、キャッチコピーからして「へん」

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電車の広告
もうなんか、へんな感じがかもしだされていい感じです…

池袋駅をはじめサンシャインシティの通路など、あちこちで見かけるポスターも、いちいち「へん」。たしかに、バルタン星人と知り合いと言われるとそうなのかも、と思っちゃいますよね????

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フォトスポット

ウツボの「二重アゴ」

いきなりウツボ?と思うかもしれませんが、と早川先生。さらにウツボは二重アゴなんです。え?二重アゴ?と思いましたが、なんとこのトラウツボ、大きな口の中には第2の顎が。弾丸のように飛び出すその第二の顎で、捕えた獲物を口の中に引きずりこんでいきます。

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トラウツボについて報道陣にレクチャーしてくれる早川先生
編集部撮影

会場内には、いきものの展示とともに早川先生の描き下ろし解説ボードも多数。こちらも必見です。

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トラウツボ
【動画】トラウツボの捕食シーン

電気は出すわ鼻は長いわで盛りだくさん!?

中央アフリカに生息するエレファントノーズフィッシュ。まずゾウのように長い鼻が目をひきますが、早川先生の説明によれば、これは鼻ではなく、下アゴということです。これだけで十分「へんないきもの」なのですが、なんと、尾びれの付け根に発電器官をもち、微弱な電流を流してレーダーのように使用して濁った水の中を泳げます。イルカやコウモリの超音波の役目に近いようです。魚としては脳が発達しており、ゾウの鼻のような下アゴをセンサーのよう使って砂の中のエサを探すことができます。

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エレファントノーズフィッシュについて報道陣にレクチャー中の早川先生
編集部撮影

おもしろいことに、口にあたる部分はゾウの鼻のような下アゴ部分の「上」(!)にあります。別にゾウのように物を掴むわけではなく、センサーでエサを見つけた後は、ひょいと横にどかしてから口を近づけるそうです。

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エレファントノーズフィッシュ

今回の取材、何回も「へんなのー」と呟いてしまいました!

意外と小さい、そして小さいがゆえに!

展示の最後は、メインビジュアルにもなっているアルマジロトカゲ。

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アルマジロトカゲの前にて 早川先生と丸山館長(右)
編集部撮影

ファンタジー系のゲームなどに出てくるゲームのドラゴンのようですが…弱いです。(早川先生)

え?弱いんですか??

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アルマジロトカゲ
編集部撮影

それもそのはず、すごーく小さいトカゲなのです。大きさは育っても20センチくらいと比較的小型の爬虫類。体は小さいものの、シロアリを捕食するには外へ出ていかざるをえず、いざという時はポスターのように体を丸めアルマジロのようになって、外敵から防御します。南アフリカの固有種で岩が多い荒れ地に生息するそうです。

まだまだ「へんないきもの」たくさん

ガマグチみたいな口で百面相!「オーストラリアガマグチヨタカ」

特徴的な大きな口を開けたところは名前のとおりガマグチにそっくり。夜行性なので、昼間はのんびり体力温存。外敵が近づくと木に擬態して危機を回避します。

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オーストラリアガマグチヨタカ
飼育スタッフさんによれば「私は木ですので」となっている状態
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ガマグチみたいな口で百面相!「オーストラリアガマグチヨタカ」

チャーミングすぎる!「フサギンポ」

岩場でのかくれんぼが大得意。ギョロッとした目に、馬鹿でかい口…。とっても目立っています。「フサギンポ」という名前は頭部や背ビレがフサフサしていることから名付けられました

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チャーミングすぎる!「フサギンポ」

圧倒的モフモフ感!「アンゴラウサギ」

毛玉?!いえ、モフモフふわふわな毛に包まれたウサギなんです。身体全体を覆う毛は、10cm以上に伸びることもあり、毛で顔が埋もれてしまうなんてことも。

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アンゴラウサギ

蜘蛛でも虫でもない!「アロークラブ」

鋭くとがった甲と非常に長い脚が特徴。繊細な身体で食も細いのではないかと心配すぎるカニですが、ウミケムシと呼ばれるゴカイの仲間が大好きで、よく食べます。

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蜘蛛でも虫でもない!「アロークラブ」

他にも会場内には魅力いっぱいのへんないきものたちが集結!

アサヒガニ、アンボイナガイ、ウコンハネガイ、エポーレットシャーク、エレファントノーズフィッシュ、クモヒトデの仲間、タガヤサンミナシ、タラバガニ、ヌノサラシ、ハナミノカサゴ、オオマルモンダコ、ワニガメなど、へんないきものが大集結します!

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ワニガメ

※状況により展示生物は変更になる場合があるということです。

早川いくを氏 プロフィール

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早川いくを(はやかわ・いくを)著作家。1965年東京都生まれ。多摩美術大学卒業。広告制作会社、出版社勤務を経て独立、分泌とデザインを手がけるようになる。近年は水族館の企画展示などにも参画。『へんないきもの』(新潮文庫)、『またまたへんないきもの』(幻冬舎文庫)、『カッコいいほとけ』(幻冬舎)、『うんこがへんないきもの』(KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)、『へんな生きもの へんな生きざま』(エクスナレッジ)、『怖いへんないきものの絵』(中野京子氏との共著 幻冬舎)、訳書『進化くん』(飛鳥新社)など著書多数。

「へん」で楽しい限定グッズ

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オリジナルフーセンガム 編集部撮影
…可愛くて食べられないですよー笑

限定グッズ一例公開!!!

オリジナルアルマジロトカゲキャンディー

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オリジナルアルマジロトカゲキャンディー 270円
  • 防御のとき尻尾を噛んでなんとか丸まろうとする「アルマジロトカゲ」をプリントしたオリジナルキャンディー。

オリジナルフーセンガム

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  • オリジナルのフーセンガム。オーストラリアガマグチヨタカ(アップルサイダー味)はチャームポイントである大きな目と離れ目具合にこだわって制作。フサギンポ(アップル味)は顔周りのフサフサと大きな口がチャームポイント。

アロークラブのへんなカーサイン

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アロークラブのへんなカーサイン 648円
  • ながーい美脚が魅力のアロークラブがデザインされた”へんなカーサイン”。車のワンポイントにいかが?

ジャノメナマコのポケットティッシュケース

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ジャノメナマコのポケットティッシュケース 540円
  • ジャノメナマコがキュビエ器官を吐き出すシーンをイメージしたティッシュケース。内臓は出せませんがティッシュは出せます。

へんないきもの展3 アクリルキーホルダー

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へんないきもの展3 アクリルキーホルダー 各486円
  • アルマジロトカゲとオーストラリアガマグチヨタカのかわいいキーホールダー。これでもいつでも”へんないきもの”と一緒にいられます!

へんないきもの展3 A5クリアファイル

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へんないきもの展3 A5クリアファイル 259円
  • ”へんないきものたち”をモチーフにしたゆるくてかわいいA4サイズのクリアファイル。

へんなマニキュア蛍光ペン(4種セット)

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へんなマニキュア蛍光ペン(4種セット) 972円
  • ”へんないきもの”がデザインされたマニキュア型の蛍光ペン。間違えて爪に塗らないように気をつけましょう。※3月下旬の発売

ガマグチヨタカがまぐち

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ガマグチヨタカがまぐち 540円
  • ダイジなお金をガマグチヨタカがパクっ!名前の通り、オーストラリアガマグチヨタカデザインのがま口サイフ※こちらは後日発売予定とのこと。

期間限定でアルマジロトカゲパンも販売決定!

3月20日(水)~4月21日(日)までの期間限定で、アルマジロトカゲを完全再現したプレッツェルが販売されます。実際に試食させていただきましたが、しょっぱさの中に甘みを感じる美味しいパンです。こちらはワールドインポートマートビル9Fのカナロア カフェminiにて発売。

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アルマジロトカゲパン 432円 編集部撮影

記事中の写真につきまして

本記事中の写真で「編集部撮影」とあるものは全てプレス先行内覧会の取材にて編集部が撮影したものです。表記のない写真については全てサンシャイン水族館さまからの写真ご提供を受けています。

イベント概要

項目内容
イベント名へんないきもの展3 サンシャイン水族館×早川いくを
開催期間3月20日(水)~7月5日(金) 9:00~21:00
※3月20日(水)は10:00~18:00、
3月21日(木・祝)~24日(日)は10:00~21:00、
4月27日(土)~5月6日(振休)は8:30~21:00
※最終入場は終了30分前
会場サンシャイン水族館 特別展会場
料金600円
※水族館本館ほか対象施設・イベントをご利用の方、年間パスポートをお持ちの方は400円(詳しくは特設サイトをご覧ください)
特設サイトhttp://www.sunshinecity.co.jp/campaign/cp/heniki3/

取材協力:サンシャイン水族館さま

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