[会期終了] すみだ北斎美術館「Hokusai Beauty ~華やぐ江戸の女たち~」感想とか

2018年1月26日

投稿:ミュージアムズ編集部
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※会期終了にともない、一分画像の表示を終了しました。

すみだ北斎美術館「Hokusai Beauty ~華やぐ江戸の女たち~」
展示室入口 編集部撮影[開催中] すみだ北斎美術館「Hokusai Beauty ~華やぐ江戸の女たち~」

2月14日(水)から開催されている、すみだ北斎美術館の「Hokusai Beauty ~華やぐ江戸の女たち~」(開催期間2018年2月14日(水)〜4月8日(日)に早速行ってきましたので、展示の様子や見所などをご案内します。また今回も展示期間中に様々な関連イベントがありますので併せてご紹介したいと思います!

*こちらの記事は1月26日に配信したすみだ美術館様のプレスリリースをもとにした記事に、実際に現地へ足を運んで会場の様子を取材した内容を追記、リライトしたものです。また関連イベントについての詳細、混雑の予想などについてのコンテンツも追加されています。二度目の方も是非ご覧くださいませ。(2018年2月15日更新)

「Hokusai Beauty ~華やぐ江戸の女たち~」 展覧会の開催概要

葛飾ふとめ・ぎょろめのお二人(すみだ北斎美術館「Hokusai Beauty ~華やぐ江戸の女たち~」プレス内覧会にて 編集部撮影)
葛飾ふとめ・ぎょろめのお二人(すみだ北斎美術館「Hokusai Beauty ~華やぐ江戸の女たち~」プレス内覧会にて 編集部撮影)

「Hokusai Beauty」をテーマに、葛飾北斎とその弟子たちの美人画が一挙に公開され、華やかな江戸美人を満喫できる展覧会です。

項目内容
展覧会名Hokusai Beauty~華やぐ江戸の女たち~
会期2018年2月14日(水)~ 4月8日(日)
– 前期:2月14日(水)~ 3月11日(日)
– 後期:3月13日(火)~ 4月8日(日)
主催墨田区・すみだ北斎美術館
監修村田孝子(ポーラ文化研究所シニア研究員)
協力ポーラ文化研究所
HPhttp://hokusai-museum.jp/

北斎は70年に及ぶ画風の変遷の中で、特徴的な美人のスタイルを確立していきます。古くから日本美人の型とされている、うりざね顔の<楚々(そそ)とした女性>から、次第にボリュームのある<艶やかな女性>を描くようになっていきました。「冨嶽三十六景」などの風景画で知られる北斎ですが、特に壮年期は、美人画家の北斎、戯作者の京伝と当時の洒落本において並び称されるほどでした。

今回の「Hokusai Beauty ~華やぐ江戸の女たち~」展では、すみだ北斎美術館所蔵の北斎とその弟子たち一門の描いた美人画、江戸の女性風俗を伝えるポーラ文化研究所所蔵の結髪(けっぱつ)模型などの資料等を合わせ、130点ほどの作品・資料より北斎の美人画の魅力を伝えるとともに、華やかな江戸美人の世界が紹介されます。

入館料

  • 会期中観覧当日に限り、AURORA(常設展示室)も観覧できます。
ーー一般大・高校生中学生65歳以上障がい者
個人1000円700円300円700円300円
団体800円560円240円560円240円
  • 小学生以下は無料。

きもの割引実施!

期間中、着物で来館された方は団体割引料金で観覧できるそうです!

[voice icon=”https://m3press.jp/m3press/wp-content/plugins/speech-bubble/img/momon.jpg” name=”編集長” type=”r”]粋ですよねー[/voice]

アクセス

  • すみだ北斎美術館
  • 〒130-0014 東京都墨田区亀沢 2-7-2
  • 都営地下鉄大江戸線「両国駅」A3出口より徒歩5分
  • JR総武線「両国駅」東口より徒歩9分

以前の記事で両国駅からの行き方を写真付きで掲載していますのでよければこちらもどうぞ。

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こちらはプレス内覧会でのスライド説明。

展示について

全体は三章仕立てで、美人様式のうつりかわりや北斎と門人たちの美人画、さらには江戸の女性のファッションスタイルについても紹介されるなど、華やかな江戸の女性たちの姿を多面的に楽しむことができます。

会場のようす

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すみだ北斎美術館「Hokusai Beauty ~華やぐ江戸の女たち~」
展示室入口 編集部撮影
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プレス内覧会より 編集部撮影
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写真はプレス内覧会でのもの
葛飾ぎょろめさんをアシスタントに、展示作品を説明するギャラリートーク中の学芸員の奥田さん 編集部撮影
「俳諧おた巻 植物の部」葛飾北斎 中盤錦絵 寛政(1789-1801)前期出品期間:前期(2018年2月14日(水)−3月11日(日)
「俳諧おた巻 植物の部」葛飾北斎 中盤錦絵 寛政(1789-1801)前期
出品期間:前期(2018年2月14日(水)−3月11日(日)

展示構成の紹介

各章の説明及び、作品画像については、すみだ北斎美術館様よりご提供いただいたプレスリリースのものを使用していますが、本物作品には写真や印刷では表現しきれない微妙な色見、美しさがあります。ぜひ、このサイトを読んで興味を持ったかたは美術館に足を運んで実際に観覧することをオススメいたします!

1章 北斎美人七変化-美人様式のうつりかわり

美人のありかたは時代によってさまざまです。私たちがシーズンごとに新しいメイクで美しい顔を追及するように、北斎が描く常に新しい美人画の姿は当時の人の憧れを作っていたのかもしれません。

こちらはおしとやかな印象の宗理時代の美人。北斎の美人画の原点、そしてたどり着いた美人画の姿とは。会場でお確かめください。

2章 華麗なるファッション・ヘアスタイルの世界

簪(かんざし)、櫛(くし)、笄(こうがい)などの装飾品、化粧道具といった、江戸の女性たちの華麗なるファッション・ヘアスタイルをご紹介。江戸時代のトレンド笹色紅にも注目!

花魁の代表的な髪型の模型も展示されます。

3章 北斎スクールの美人たち

北斎は自分の画風に門人にかたくなに守らせようとすることはありませんでした。北斎の画風を受け継ぐのみならず、独自の展開をしたり外の影響を受けた門人など様々です。豊かに花開いた門人それぞれの美人画をお楽しみください。すみだ北斎美術館所蔵の応為の版本も展示します!

関連イベントについて

講演会・スライドトーク

  • 場所はいずれも、すみだ北斎美術館講座室・MARUGEN100
  • 定員60名
  • 料金は無料ですが、要観覧券または年間パスポート

イベント「江戸の遊女はファッションリーダー〜江戸の髪結い実演〜」

  • 講師:村田孝子(ポーラ文化研究所シニア研究員)、林照乃(結髪師)他
  • 2018年3月3日(土)14:00〜16:00(開場13:30)

当日12:00より整理券を配布

スライドトーク「Hokusai Beauty ~華やぐ江戸の女たち~展のみどころ」

  • 講師:すみだ北斎美術館学芸員
  • 2018年2月17日(土)、3月17日(土)
  • 両日とも14:00〜14:30予定(開場13:30)

講演「猫と浮世絵ビューティー」

  • 講師:長井裕子(那珂川町馬頭広重美術館主任学芸員)
  • 2018年3月11日(日)14:00〜15:30(開場13:30)

講演「応為の美人画 ー父・北斎が認めたその実力とはー」

  • 講師:日野原健二(太田記念美術館主席学芸員)
  • 2018年3月21日(水・祝) 14:00〜15:30(開場13:30)

混雑の予想など

すみだ北斎美術館発表によると、お正月の企画の「開館一周年記念 めでたい北斎〜まるっとまるごと福づくし〜」展が39,262人もの来館者(常設展示含む)があったそうですので、土日はなかなかの混雑になるのではと思います。経験則上、すみだ北斎美術館に限らず早い時間帯の方が多少は空いているというケースが多いので、基本的に休日に寝坊しないで早目に行動することをおすすめします。

おわりに

200名もの弟子が北斎の門下にはいたということですが、北斎はかなり自由に描かせていたようで、全く北斎一門とは思えない画風の絵師もいたり、北斎自身の美人画の変遷とともに、興味深いものがいくつもある展覧会でした。華やかな江戸美人を堪能して華やかに気分で帰途につきました。また、前後期で展示内容が入れ替わりますので、日程があえば是非二回以上訪問してみると良いと思いますよ。

https://www.youtube.com/watch?v=ROni5sxPgL0

今回の展覧会にあわせ制作された、すみだ北斎美術館初のメインビジュアル動画。これ、めちゃめちゃカッコイイですよねー。ぜひチェックしてみてください。

(取材協力:すみだ北斎美術館様)

日本美術の鑑賞のおともに!

編集長も愛用です。欠点は携帯性が良すぎてカバンにいれたままコインロッカーにしまってしまい、場内であ!ってなることが多いところです(笑)手にとって至近距離で鑑賞するのが前提の日本美術や、混雑した展覧会会場で威力を発揮します。1つあると展覧会が更に楽しくなりますよ。