[会期終了][初日に行ってきた]特別展「人体 -神秘への挑戦-」の展示の様子や感想、混雑について(国立科学博物館)

2018年3月15日

投稿:M3PRESS編集部

※会期終了にともない、一部画像の掲載を終了しました。

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特別展「人体 -神秘への挑戦-」3月13日より開幕(国立科学博物館)[行ってきた]

上野公園の国立科学博物館で3月13日(火)より6月17日(日)まで開催されている特別展「人体 -神秘への挑戦-」、会場の様子や見どころを、プレス内覧会での写真やオフィシャルの画像を交えながらご紹介します。

関連記事(2018-04-17追加)

グッズ紹介のエントリーを追加しました。

プレス内覧会では、入り口でウワサの「人体どーもくん」がお出迎え
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開催概要

項目 内容
タイトル 特別展「人体 -神秘への挑戦-」
会期 2018年3月13日(火)~6月17日(日)
休館日 毎週月曜日
※3月26日、4月2日、30日、6月11日は開館
開館時間 9時~17時
※金・土曜日、4月29日(日)、30日(月・休)、5月3日(木・祝)は20時まで
5月1日(火)、2日(水)、6日(日)は18時まで開館
会場 国立科学博物館(東京・上野)
主催 国立科学博物館
NHK
NHKプロモーション
朝日新聞社
料金 一般・大学生1,600円 小・中・高校生600円
お問い合わせ 03-5777-8600(ハローダイヤル)
公式サイト http://jintai2018.jp/
  • 本展を観覧された方は、同じチケットで同日に限り常設展もご覧いただけます
  • 未就学児無料 ※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名様は無料
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これは報道内覧会時の写真です。大勢の報道陣がつめかけていました。

会場の様子

コインロッカーについて

地球館1Fや企画展の入り口前等にあり、100円玉が後で戻ってくる方式です。
次に書きますが、貴重品の他、カメラは撮影OKの場所がありますので持って出た方が良いです。

写真撮影について

会場内は撮影禁止です。(この記事に掲載されている会場の写真はプレス用内覧会のものです。ただし展覧会後半の「ネットワークシンフォニー」のセクションは撮影可能です。

展示について

展覧会は12のセクションからなり、人類がどのようにして自分自身=人体の神秘を知ることに挑戦して行ったのか、先人たちの足跡と現代の最先端の研究成果の両方を俯瞰できる体感できるボリュームある内容です

  • 人体理解へのプロローグ
  • キンストレーキ(人造死体)
  • 循環器系・泌尿器系
  • 神経系
  • 消化器系・呼吸器系
  • 運動器系
  • 人体の発生と成長
  • 4Kシアター
  • 人体 神秘の巨大ネットワーク
  • ネットワークシンフォニー
  • 体内美術館
  • 人体理解の将来へ向けて(第二会場)

展示物の一部を広報写真を交えご紹介

 

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会場出口のショップもおもしろグッズがたくさん。ぜひチェックを!

脳の中の人体地図

オモシロフィギュア…ではないんですよ(笑)ベンフィールドの「体部位再現図」をもとに製作された人形です。
「運動野のホムンクルス」で実際の身体よりも大きく表現されている部位は小さいな部位に比べ、より繊細な運動を行うことができることを表しています。

一方で「感覚野のホムンクルス」は大きく表現されている部位はより繊細な感覚を得ることができることを表しています。親指が大きいですね!

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ヒトの臓器標本も

会場内のいくつかのポイントで、心臓、脳など、ヒトの臓器標本が展示されています。これらは我々の臓器の構造を正しく知ってもらうことが目的で展示され、パーテーションで仕切ることで希望する方のみ観覧ができるような配慮がなされています。

どうしても人体を扱う企画の関係上、例えばキンスレーキ(人体を理解するための紙粘土製の模型=オランダ語でいわば「人造死体」)のようにちょっとドキッとするものもありますが、「グロ」ではありませんので、科学に興味のある小学生の方でも大丈夫と思います。

「ネットワークシンフォニー」のコーナーは撮影OK

最新の研究では、脳が一方通行で体の各所を命令を出しているのではなく、「疲れた、しんどい」「おしっこをしよう」「ごはんが来たぞ」といったように各臓器がやりとりしていわば「会話」し、体内で巨大なネットワークを構築しているということが最新の研究でわかっています。NHKスペシャル「人体 ー神秘の巨大ネットワークー」で紹介された新・人体観を、色や音で表現する体験展示空間で “驚くほど美しく、騒がしい人体” の世界を体験できます。

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この「ネットワークシンフォニー」のコーナーは写真撮影が可能です。

ゲノム解析により縄文人の顔相を完全復元

次世代シークエンサーと呼ばれるDNA配列の読み取り装置の開発により、古代人の骨からも現代人と変わらない精度のゲノム情報を得ることができるようになりました。北海道の礼文島から出土した3800年前の縄文人の顔相が復元され、展示されています。

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これに関しては是非会場で見ていただきたいと思ったのであえてボカシ加工にしています!是非会場で「本物」の縄文人と対面下さいませ。

混雑の予想とか

[aside]補足(2018年4月17日追記)
来場者数10万人を突破

[/aside]

NHKスペシャル「人体 ー神秘の巨大ネットワークー」とも連動し、非常に注目されるこの展覧会、会期は6月17日まですが、ゴールデンウィークをまたがるのと(経験則的な意見ではありますが)会期の長いイベントは後半になればなるほど混雑する傾向を考えると、早めに観に行った方がより快適に「人体」についての展示を楽しめるのかなと思います。