[会期終了]「生誕110年 東山魁夷展」 東京展会場レポ(国立新美術館)

2018年11月30日

投稿:ミュージアムズ編集部

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最終更新 2018年11月30日 

主催者さま発表によると、11月29日に入場者数が20万人を突破したということです。同日にセレモニーを実施され、20万人目となった東京都西東京市の小髙智子さんには、同館から展覧会図録など記念品が贈られました。

入場者20万人目の小髙智子さん(写真左)

東京では10年ぶりの大回顧展

昭和を代表する日本画家、東山魁夷の生誕110年を記念した大回顧展、「生誕110年 東山魁夷展」が、10月24日(水)より国立新美術館にて開催中です。(会期は12月3日まで)。代表作《道》《残照》《緑響く》などを網羅、約70件もの作品とともに、国民的画家の全貌をたどります。また、東山芸術の集大成である、唐招提寺御影堂障壁画が再現展示される貴重な機会でもあります。

この記事では展示作品の一部を画像でご紹介するとともに、先だって行われた報道内覧会よりの写真で会場の様子をお伝えします。

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会場の様子

会場入口 報道内覧会にて編集部撮影

唐招提寺御影堂障壁画が再現展示される5章以外は明るめの照明で、展示スペースや通路もゆったりとレイアウトされており、国立新美術館の高い天井とあいまって、非常に落ち着いた雰囲気の展示会場でした。

唐招提寺御影堂障壁画

5つの部屋、68枚もの襖、つなげると83メートルにもなる、唐招提寺御影堂の障壁画。現地をほぼ再現し、全ての作品が展示される様子は圧巻です。なお、2015年から始まった御影堂の大修理は7年間かかる予定で、今後しばらくは拝観できないとのことです。

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報道内覧会にて編集部撮影

東山魁夷について

明治41年(1908)、横浜に生まれた東山魁夷は、東京美術学校を卒業し、ドイツ留学の後、太平洋戦争への応召、肉親の相次ぐ死といった試練に見舞われますが、そうした苦難のなか風景の美しさに開眼し、戦後はおもに日展を舞台に活躍しました。自然と真摯に向き合い、思索を重ねながらつくりあげたその芸術世界は、日本人の自然観や心情までも反映した普遍性を有するものとして評価されています。(展覧会プレスリリースより)

生誕110年 東山魁夷展

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展覧会ビジュアルイメージ
項目 内容
展覧会名 生誕110年 東山魁夷展
会期 2018年10月24日(水)~12月3日(月)
開館時間 午前10分~午後6時
(毎週金・土曜日は午後8時まで)
※入館は閉館の30分前まで
休館日 毎週火曜日
会場 国立新美術館 企画展示室 2E
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
お問い合わせ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)

観覧料、高校生無料観覧日等の詳細は展覧会公式サイトをご確認ください。

  • 展覧会公式HP