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10月8日(月・祝)まで!国立科学博物館で秋も「昆活」!見どころを漫画でもご紹介!
7月13日(金)より開催中の特別展「昆虫」(国立科学博物館)、来場者は30万人を超え、昆虫をテーマとした展覧会としては最大規模の動員数を記録しています。本展は国立科学博物館ならではの充実した昆虫標本に加え、CGや 体感型など多角的な展示手法で昆虫の生態を紹介するほか、最新の研究、昆虫の採集方法についても取り上げて行きます。大規模特別展として初となる、昆虫をテーマとした展覧会、各展示に散りばめられた、思わず「へー!」とうなる「昆虫トリビア」も必見。この記事では漫画コンテンツとオフィシャル資料による見所紹介の他、会場の展示やグッズ販売ブースの様子、混雑や写真撮影等の会場情報、さらには新種昆虫ネーミングセレモニー等の様子などもお伝えします。

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「スッキリさん」特別編 特別展昆虫に行ってきたよ! の巻
特別展「昆虫」会場のみどころをマンガで紹介

会期も後半に入り、ますます盛り上がる国立科学博物館の特別展「昆虫」。編集部もお気に入りの展覧会で、取材以外に何回も観に行ってるんです。そこで!モモモサーバーとしては特別展「昆虫」を応援するべく、サイトの連載マンガ「スッキリさん」の番外編を企画しました。実際の会場写真とスッキリさん一家とともに、展示の雰囲気を味わってもらえればと思います。会期は10月8日(月・祝)まで。まだの方はぜひぜひ直接観てほしいです!(テンションの高い編集長)
では早速!
巨大昆虫

最初のセクションでは高さ2メートルもの巨大昆虫たちがお出迎え。スッキリさん一家が驚いているのは「ニホンミツバチの約200倍模型」。他にも「オオクワガタの約30倍模型」や「ヒトスジシマカの約240倍模型」など、普段小さな昆虫と人間の関係が大逆転。
これだけ大きいとディティール等が単純化されそうなものですが、そこは国立科学博物館、監修チームの先生方が徹底的にこだわり抜いて細部まで再現しています。これを観るだけでも来た甲斐があったというものですがまだ序盤も序盤。
Gの部屋


来ました「Gの部屋」!観覧注意!ということでお父さんのようにムリな人はパスできるように仕切られています。99.9%のゴキブリは人家とは無関係な森等に生息しており、我々が嫌っている「G」はその本当のごく一部なんだそうです。生体展示されているのはなかなか美しい「G」でした。
昆虫回廊

ただただ圧倒される壁面いっぱいの虫!
100年前の昆虫採集の標本など貴重な資料も展示されています。
この展覧会のために発見してきたという新種の昆虫!

展覧会の開催に向けて新種の昆虫を見つけるべく、研究者チームがマダガスカルを訪れ、見事に発見したというセイボウ(青蜂)の新種(未記載種)の展示場者の名前を学名としてつけてくれる「新種昆虫ネーミングキャンペーン」には実に1000通以上の応募があり、9月12日には「新種昆虫ネーミングセレモニー」が行われました。(お父さんは外れてしまいましたが)
会期は2018年10月8日(月・祝)まで

感想など
巨大な昆虫のオブジェから始まり、壁面いっぱいに展示される虫、虫、虫…。珍しい昆虫や懐かしい昆虫に出会う、昆虫の知られざるパワーに驚くなど、いろいろな楽しみがギッシリと詰まった昆虫図鑑のリアルバージョン。展示の終盤、新種の昆虫を見つけるべく研究者の方々が”遠征”したマダガスカル島での記録映像が流れます。研究者の方々の情熱というか、みんなただただ昆虫が大好きな少年の目をしてるんですよねー。テーマは「昆虫」なんだけど、実は「やりたいことの見つけ方」「生き方」についての展覧会でもあるのかも、と感銘を受けたイベントでした。小学生のお子さんにはぜひ今のうちにこの「熱」に触れてみて欲しいです。(編集長)
写真撮影について
本展はお客様による写真撮影OKです。ただし三脚、フラッシュはNG、一部撮影禁止の展示物があります。コインロッカーにカメラを入れてしまわないようにご注意を。
関連:スッキリさんの他の回はこっちで読めます。

引き続き、セレモニーの様子や広報用資料を使った詳しい見どころ説明、グッズ紹介などなど特別展「昆虫」の魅力をお楽しみくださいませ!
このコーナーについて(漫画:ポンポコピーナ/構成&文章:モモモサーバー編集部/写真:モモン)
展覧会情報

カマキリ先生でおなじみ、俳優の香川照之さんが昆活マイスター(オフィシャルサポーター)と音声ガイドを担当。

さっそく会場入口でお出迎えです。しかしテンション高いなー!
特別展「昆虫」開催概要
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | 特別展「昆虫」 |
会場 | 国立科学博物館 |
会期 | 2018年7月13日(金)~10月8日(月・祝) |
休館日 | 7月17日(火) 9月3日(月) 9月10日(月)、9月18日(火)、9月25日(火) |
時間 | 午前9時~午後5時(金曜、土曜日は午後8時まで) ※最終入場は各閉館時刻の30分前まで ※8月12日(日)~16日(木)、19日(日)は午後6時まで |
公式HP | www.konchuten.jp |
入場料金(税込)
当日券 | 一般・大学生 | 小・中・高校生 |
---|---|---|
当日券 | 1,600円 | 600円 |
前売り券は販売終了。
※未就学児無料/障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名様は無料。
この他にローソンチケット限定のセット券が販売されています。(7月13日から10月8日まで)
詳しくはローチケHPでご確認ください。 http://l-tike.com/event/konchuten/
[aside]次のページではお父さんは当選できなかった「新種昆虫ネーミングセレモニー」の様子をご紹介。香川照之さんも出席![/aside]
9/12の新種昆虫ネーミングセレモニーの様子

編集部撮影
9月12日(水)、新種昆虫ネーミングキャンペーンの当選者を発表する”新種昆虫ネーミングセレモニー”が国立科学博物館 日本館講堂にて開催されました。
この企画、応募した来場者1名のお名前を、新発見されたセイボウの新種(未記載種)の名前(学名)としてつけ、論文で発表してもらえるというモノ。このセイボウの新種、なんと展覧会の開催に向けて新種の昆虫を見つけるべく、研究者チームがマダガスカルを訪れ、見事に発見したという昆虫です。
1000通を超える応募の中から当選したのは8歳の小学生、松島理桜さん。新種と認定されれば、自身のお名前が新発見された昆虫の名前として“永遠”に残ることになります。
これが発見された新種(未記載種)のセイボウ(青蜂)

非常に小さい昆虫なのです。
三田先生がマダガスカルで発見した、新種の昆虫。金属のような光沢があります。会場では発見の様子の記録映像も観ることができます。
セレモニー

「子供の頃からの夢だったはずなのに子供のうちにかなっちゃった!うれしいです!」とコメントされた理桜さん、実は三田先生も香川さんも顔負け?の昆虫好き。家では海外種など20匹もの昆虫を飼育されているそうです。

新種昆虫ネーミングセレモニーにて編集部撮影
「たくさんいるので世話をするのがいそがしい」と語る理桜さんに「もう、それ、立派に仕事ですよ!」とツッコむ香川さん。終始本当に楽しそう。「昆虫と一緒に昆虫が住める環境も守っていって下さい」とコメント。

特別展「昆虫」新種昆虫ネーミングセレモニーにて編集部撮影
新種の昆虫の発見者である三田先生。「昆虫博士に一度なったらやめることはできないので、これからもずっと昆虫に興味を持ち続けて、昆虫好きを続けて下さいね。」とアドバイス。

最終的なネーミングについてはこれから検討されるとのことでしたが、新種と認定されると”永遠”に後世に名前が残るなんてステキですね!
[aside]次のページへオフィシャルの資料で詳しく見どころを紹介!さらにグッズのご紹介も[/aside]

右から野村周平博士、神保宇嗣博士、井手竜也博士(以上 国立科学博物館 動物研究部)
松山宗利博士(九州大学総合研究博物館)
夏休み自由研究のテーマの宝庫!特別展「昆虫」!みどころの紹介
圧巻の昆虫世界!「巨大模型」「昆虫回廊」
普段は小さく控えめな昆虫たちが、高さ約2mもの巨大な姿になってお迎え!数万点もの標本による「昆虫回廊」にはどんなに昆虫に詳しい方でも必ず初めて見る標本があるはずです。
【1】世界に1つだけ!ヤンバルテナガコガネ「ホロタイプ標本」
「管理担当者が最後まで公開を拒んだ、とても貴重な標本」とのことで、これは必見、日本最大の甲虫、ヤンバルテナガコガネのホロタイプ標本を特別展示します。「ホロタイプ標本」とは、その種の基準として定められた標本で、1つの種につき世界に1点しか存在しません。
ホントに昆虫⁉「きらめく昆虫」と「残念?な昆虫」
長年の進化や環境適応を重ね多様化した昆虫の中で、宝石のようにまばゆい輝きを持つものや、昆虫のイメージからかけ離れた奇妙な形を持つものを集中展示。
【2】昆虫の生態・能力について学ぼう!~特撮3D!裏側をのぞき見「360度回転画像」
体長数ミリ以下の小さな体の昆虫たちを、特殊カメラで撮影。モニター上で拡大、360度回転させて、普段は見られない細 部や裏側をのぞき見すると、敬意すら覚える驚きの身体の構造が明らかになります。
【3】さあ、昆虫採集にでかけよう!
虫捕り網だけでなく、黄色い皿一枚や、ペットボ トルとバナナでも、トラップを仕掛け昆虫を採る ことができます。誰にでも挑戦できる、正しい昆 虫採集の方法をご紹介!
覚えたら、実際に昆虫を 採りに行きましょう。親子で学ぶ「昆虫採集」丸わかりのコーナーも。
[aside]次のページでは図録、フンコロガシクランチチョコなど、素晴らしすぎるグッズの数々を紹介[/aside]

特別展「昆虫」の図録が豪華すぎて絶対買ったほうが良い件
難しい漢字にはルビがついています!

昆虫の定義や歴史の紹介にはじまり、その多様性、生態、能力などについて、昆虫研究の第一線で活躍する執筆陣が、最新の研究成果をもとに詳しく解説しています。研究者が実践している採集方法や、標本の作り方なども、道具とともに紹介。これから昆虫について学ぼうとする方も、昆虫ファンの方も必携の書です。(公式サイト)
そうなんです。現在進行系の研究者により最新の研究成果まで網羅したとんでもなぃ濃いー昆虫本なんです。そして実は通信販売でも購入可能。詳細は公式サイトをドウゾ。A4変形版、184ページ、2,000円(税込)
【図録は通販でもお求めいただけます】
“大人の昆虫図鑑”をコンセプトに、昆虫の奥深さを豊富な写真資料とともに紹介する特別展「昆虫」の図録。会場内ショップほか、通信販売でもお買い求めいただけます。
詳しくは公式ホームページの図録のご案内、通販バナーからどうぞ。https://t.co/3JgRm6qWHP— 【公式】特別展「昆虫」 (@konchuten) 2018年7月13日
特別展「昆虫」なんと「フンコロガシ」のクランチチョコも!物販を徹底ご紹介

会場の出口のフロアがコラボグッズ等の販売ブースとなっています。
そして、かなーり、飛ばしてます笑
フンコロガシクランチチョコレート(8個入り、864円税込)

「フンコロガシが運んでいるフンをイメージしたパッケージですが、中身はサクサクのクランチチョコレート」とのことです。なんちゅーものをイメージ笑。これは小学生男子が喜びそう!

虫かご入おかき しょうゆ味(20個入り、1080円税込み)

「食べ終わった後は、昆虫採集に出掛けられる虫かご入パッケージ」。便利!笑。これも男子が喜びそうですねー。
他にも

完全変態…。

編集部撮影
編集部撮影
ぜひお土産に!
特別展「昆虫」

特別展「昆虫」開催概要
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | 特別展「昆虫」 |
会場 | 国立科学博物館 |
会期 | 2018年7月13日(金)~10月8日(月・祝) |
休館日 | 7月17日(火) 9月3日(月) 9月10日(月)、9月18日(火)、9月25日(火) |
時 間 | 午前9時~午後5時(金曜、土曜日は午後8時まで) ※最終入場は各閉館時刻の30分前まで ※8月12日(日)~16日(木)、19日(日)は午後6時まで |
お問合せ | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
公式HP | www.konchuten.jp |
公式Twitter | @konchuten |
主催 | 国立科学博物館 読売新聞社 フジテレビジョン |
後援 | 文部科学省 |
協賛 | 光村印刷、トピー工業 |
監修 | 野村周平 神保宇嗣 井手竜也(国立科学博物館 動物研究部) 丸山宗利(九州大学総合研究博物館) |
昆活マイスター (オフィシャルサポーター) | 香川照之(俳優) |
国立科学博物館へのアクセス
- 国立科学博物館(東京・上野公園)
- 〒110-8718 東京都台東区上野公園 7-20
- JR「上野駅」公園口から徒歩5分
- 東京メトロ銀座線・日比谷線「上野駅」から徒歩10 分
- 京成電鉄「京成上野駅」から徒歩10 分