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「トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美」 国立新美術館にて2,019年5月20日まで開催
イスタンブルのトプカプ宮殿博物館が所蔵する貴重な宝飾品、美術工芸品をとおして、花々、とりわけチューリップを愛でた宮殿の生活、オスマン帝国の美意識や文化、芸術観を紹介します。来日する至宝約170点の大部分は日本初公開となります。
「トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美」
- 2019年3月20日(水)~5月20日(月)
- 国立新美術館
展覧会概要については末尾に記載しています。
チラシより チラシより
本展スペシャルアンバサダー木村文乃さんが会場を訪問
木村文乃さんが開幕にさきがけて、本展会場を訪れました。
「赤や青が鮮やかな会場に足を踏み入れた瞬間、“わあ、トルコに来たみたい!”と感じました。展覧会では、布製品の刺繍や工芸品の細やかな細工を間近にみて、こんな繊細なものを1つ1つ人の手で作ったということに改めて感動しました。細かい宝石細工なども、会場が広いので、ゆっくり自分のペースで見ることができると思います。この展覧会をきっかけに、スルタンの時代や歴史に興味を持って、トルコを訪ねて下さる方が1人でも多くなれば、とても嬉しいです。」
(木村さん)
プレス内覧会より
このセクションは全てプレス内覧会にて編集部撮影

象徴としてのラーレ(チューリップ)
チューリップ用花瓶(ラーレ・ダーン)
写真の左側の展示ケースのものがチューリップ用の花瓶。スルタンのみならず臣下の部屋にも沢山のチューリップが飾られていたといいます。

トルコ人のチューリップへの愛情は花を愛でるという気持ちともうひとつ、宗教的な理由にも起因しているそうです。チューリップは神秘主義の観点からも、神との合一を象徴するとされ、またその花を栽培することも幸運をもたらすと考えられました。

また、トルコでは燕尾型と呼ばれる、先が尖り、細長くなった花のチューリップが最も良いものとされており、日本のチューリップのイメージとは少し異なるようです。
チューリップはトルコ語で「ラーレ」と言い、オスマン・トルコ語の表記に使用されていたアラビア文字では、ラーレの綴りの文字配列を変えると、イスラム教の神アッラーという言葉になり、さらにはアラビア文字で記されたラーレを語末から読むとトルコ国旗のシンボルである三日月(ヒラール)という言葉に変わります。チューリップは花として愛されただけではなく、宗教的、国家的な象徴としても崇められ、数多くのチューリップへの畏敬を表した作品が作られました。
作品紹介
- [左] 《立法者スルタン・スレイマン1世》『トルコの皇帝肖像画集(ヤング・アルバム)』、ロンドン 1815年トプカプ宮殿博物館蔵
- [中] 《スルタン・アフメト3世の施水場 模型》 1893年8月16日 トプカプ宮殿博物館蔵
- [右] 《玉座用吊るし飾り》 18世紀後半 トプカプ宮殿博物館蔵
- [左] 《詩集のワニス塗り表紙》 18世紀前半 トプカプ宮殿博物館蔵
- [右] 《スルタン・スレイマン1世のものとされる儀式用カフタン》 16世紀中期 トプカプ宮殿博物館蔵
- 《儀式用宝飾水筒》 16世紀後半 トプカプ宮殿博物館蔵
特設ショップ(物販エリア)
展覧会場出口の特設ショップでは展覧会図録(3,000円(税込)B5版 全423ページ)やオリジナルグッズをはじめ、トルコの雑貨、アクセサリー、 ロクム(英語名:ターキッシュディライト) というお菓子などを販売。
オリジナルグッズの一部紹介
ピンズ 500円 スマホリング 600円 トートバッグ 2,500円 YOJOテープ 702円
※全て税込価格
この他にも多数のアイテムが発売されています。ぜひチェックしてみてください!
音声ガイドの担当は木村文乃さん
本展のスペシャルアンバサダーには女優の木村文乃さんが就任。元々トルコをこよなく愛する木村さん、本展の就任に合わせて実際にトプカプ宮殿を訪れ、音声ガイドにも初挑戦しています。
木村文乃さんコメント全文
「こうしてご縁を頂き再びトルコの地を訪れることが出来てとても嬉しく想います。知ってはいても直接触れるチャンスのなかったトルコの人々の日本への温かい想い、そして日本にも共通するおもてなしの心を、歴史有る素敵な贈り物達と一緒にお伝えします。そして、音声ガイドは初挑戦になります。お越しになった方々が聞いていてワクワク楽しんでいただけるよう頑張ります!」
木村文乃さん プロフィール
1987年10月19日生まれ
映画『アダン』のオーディションで主役に選ばれ、2006年女優デビュー。
その後は、映画、テレビ、CMと数々の作品に出演。
趣味は料理、乗馬、スキー、スキューバダイビングなど多彩な一面も見せる。
特に、料理は、「ふみ飯」と呼ばれ、インスタグラムに掲載する自身の料理が話題になっている。
展覧会概要
項目 | 内容 |
---|---|
展覧会名称 | 「トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美」 |
会期 | 2019年3月20日(水)~5月20日(月) 毎週火曜日休館 ※ただし4/30(火)は開館 |
会場 | 国立新美術館 企画展示室2E |
展覧会ホームページ | https://turkey2019.exhn.jp/ |
開館時間 | 10:00 ~ 18:00 ※毎週金曜日・土曜日は20:00まで ※2019年4月26日(金)~5月5日(日)は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで |
主催 | 国立新美術館、トルコ共和国大使館、日本経済新聞社、 TBS、BS-TBS |
後援 | トルコ共和国大統領府 |
特別協力 | ターキッシュ エアラインズ、ターキッシュ カーゴ、日本・トルコ協会 |
協力 | トルコ共和国文化観光省、トプカプ宮殿博物館 |
お問い合わせ | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
観覧料(税込)
- 当日:1,600円(一般)、1,200円(大学生)、800円(高校生)
- 団体:1,400円(一般)、1,000円(大学生)、600円(高校生)
- 中学生以下および障害者手帳をご持参の方(付添いの方1名含む)は入場無料。
- 4月27日(土)~29日(月・祝)は高校生無料観覧日(学生証の提示が必要)
展覧会公式HP
amazon
読者プレゼントのお知らせ
こちらの展覧会の招待券を5組10名様にプレゼントいたします。当サイトの「問い合わせ」より、「トルコ至宝展チケット希望」の旨、メールアドレス及び送付先住所氏名を添えてご応募ください。応募受付は2019年4月14日(日)23:59まで。当選発表は発送をもってかえさせていただきますのであらかじめご了承くださいませ。
プレゼントの応募受付は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございます。当選発表は発送をもってかえさせていただきますのであらかじめご了承下さい。
更新履歴
- 2019年4月15日 プレゼント応募受付終了
- 2019年3月26日 オリジナルグッズ紹介を追加
- 2019年3月19日 プレス内覧会取材、ページ情報をリニューアル
- 2019年3月7日 読者プレゼント応募受付開始
- 2019年2月15日 木村文乃さんのスペシャルアンバサダー就任のニュースを追加掲載
- 2019年1月22日 一部の作品画像を入れ替え更新
- 2018年12月6日 初掲載