[会期終了]展覧会見どころ「ルーヴル美術館展 肖像芸術−−人は人をどう表現してきたか」5月30日より国立新美術館で

2018年2月12日

投稿:ミュージアムズ編集部

※会期終了に伴い画像の公開を停止しました。

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「ルーヴル美術館展 肖像芸術−−人は人をどう表現してきたか」展覧会見どころ

2018年5月30日(水)から9月3日(月)まで、国立新美術館で「ルーヴル美術館展 肖像芸術−−人は人をどう表現してきたか」が開催されます。2月8日に行われた報道発表会にも多数のプレスが詰めかけており、展覧会への期待と注目度の高さがうかがわれました。この記事では「ルーヴル美術館展 肖像芸術−−人は人をどう表現してきたか」の見どころをオフィシャルの画像をふんだんに使ってご紹介して行きます。記事の最後に読者プレゼント企画があります。ぜひ最後までお読み下さい!

2018-05-20 チケプレの応募は締め切りました。発送を持って当選発表にかえさせていただきます。

報道発表会にはオフィシャルサポーターに就任した高橋一生さんも登場
報道発表会(2月8日)より。オフィシャルサポーターに就任した高橋一生さんも登場。
今回「音声ガイド」のナビゲーターも担当されます。

報道発表会には今回、オフィシャルサポートとして「音声ガイド」も担当される、俳優の高橋一生さんも登壇。

展覧会のみどころ〜「ルーヴルの顔」が来日

年間750万人もの人が来館するルーヴル美術館。日本テレビとルーヴル美術館は2018年より4年に1度、計5回、日本で大規模な「ルーヴル美術館展」を開催することに合意しました。日仏友好160周年にあたる本年、その第一弾が日本テレビ開局65周年記念事業として開催されます。

今回の展覧会は「肖像芸術」をテーマとし、ルーヴル美術館の全8部門より代表的な肖像作品が集められます。古代から19世紀まで実に3600年に渡る、極めて広範囲の作品を対象とし、それら作品を通じて肖像が担ってきた社会的役割や表現上の特質を浮き彫りにしていきます。

ルーヴルが誇る肖像画の至宝《美しきナーニ》の27年ぶりの来日、また、若き日のナポレオンを描いた肖像画《アルコレ橋のボナパルト(1796年11月17日)》、メッサーシュミット《性格表現の頭部像》など、文字通り「ルーヴルの顔」を一度に観覧することができる貴重な機会となります。

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「ルーヴル美術館展 肖像芸術−−人は人をどう表現してきたか」 開催概要

項目内容
展覧会名ルーヴル美術館展 肖像芸術
 ――人は人をどう表現してきたか
会期2018年5月30日(水)〜9月3日(月)
休館日毎週火曜日休館
ただし8/14(火)は開館
開館時間10:00-18:00
金・土曜日は、5・6月は20:00まで、
7・8・9月は21:00まで
入場は閉館時間の30分前まで
主催国立新美術館
ルーヴル美術館
日本テレビ放送網
読売新聞社
BS日テレ
後援在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
特別協賛野村證券
協賛大成建設
大日本印刷
損保ジャパン
日本興亜
協力エールフランス航空
KLMオランダ航空
日本通運
JR東日本
CS日テレ
ラジオ日本
J-WAVE
文化放送
TOKYO MX
テレビ神奈川
オフィシャルHP国立新美術館ホームページ
http://www.nact.jp/
展覧会ホームページ
http://www.ntv.co.jp/louvre2018/

観覧料金

−−当日前売/団体
一 般1,600円1,400円
大学生1,200円1,000円
高校生800円600円
  • 中学生以下無料
  • 団体券は国立新美術館のみ販売(団体料金の適用は20名以上)
  • 障害者手帳をご持参の方(付き添いの方1名含)は無料
  • 高校生無料観覧日については追って発表

前売り券販売期間

  • 2018年3月10日(土)〜5月29日(火)
    • 国立新美術館では5月28日までの発売
    • 5月30日(水)以降は当日券の販売

国立新美術館へのアクセス

  • 国立新美術館 企画展示室1E
  • 〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2

展示会の構成と内容についてご紹介

展示全体は3章構成で、前後にプロローグとエピローグを挟んだ全5セクション構成、およそ110点の肖像芸術の傑作を楽しむことが出来ます。

プロローグ

最も長い歴史を持つ芸術ジャンルである肖像。プロローグでは肖像の起源に位置づけられる、古代エジプトの2つの異なるタイプのマスクが紹介されます。あらゆる肖像作品に通底する「理想化・様式化」と「写実性・肖似性」という相反する2つの要素を象徴する2つの作品から展覧会がスタートします。

第1章 記憶のための肖像

「人の存在を記憶する」という肖像の最も古い役割に焦点を当てながら、神々に捧げるため、あるいは子孫に残すために制作された、古代から19世紀までの肖像作例を紹介。

(キリストの殉教画に出てくる、だらりと腕を垂らすポーズによりマラーをフランス革命の殉教者として表現しています)

第2章 権力の肖像

肖像芸術野が担ってきたもう一つの役割「権力の顕示」をテーマに、ハンムラビ王、ナポレオンといった絶対の権力を持った存在を表現した作品を通じ、権力者の肖像表現の特質を浮かび上がらせます。

第3章 コードとモード

ルネサンス期以降のヨーロッパでは、ブルジョア階級の台頭に伴い、肖像のモデルの裾野は拡大していきます。こうした肖像は古代より培われた上流階級の肖像表現のコード(決まった表現の仕方、表現上のルール)を踏襲しつつ、各時代に特有のモード(流行)を反映しながら多様な展開を遂げていきました。

エピローグ

ただ一人の人物に似ていることーー「肖似性」を本来の特性とする肖像は、多様性と相容れないように思われます。しかしルネサンスから20世紀のシュルレアリズムに至るまで、多様性を帯びた奇想が最も華々しく展開された芸術ジャンルは、肖像でした。

展覧会の締めくくりとして、16世紀後半に活躍した奇才の画家、アルチンボルドの「四季」連作に属する2点<<春>>と<<秋>>が紹介されます。見る人の視線によって多義的イメージに変容する肖像の醍醐味を、アルチンボルドの作品を通して堪能出来ます。

読者プレゼントのお知らせ

※チケプレの応募は締め切りました。発送を持って当選発表にかえさせていただきます。たくさんのご応募ありがとうございました。