【会期終了】「南方熊楠-100年早かった智の人-」展 初日の会場レポ(国立科学博物館)

2017年12月22日

投稿:ミュージアムズ編集部

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「南方熊楠-100年早かった智の人-」展の初日に行ってきました

古代アンデス文明展でに賑わう上野の国立科学博物館ですが、12月19日より企画展「南方熊楠生誕150周年記念企画展 南方熊楠-100年早かった智の人-」も始まりました。こちらは常設展の料金で観ることが出来ます。編集部も早速初日に行ってきましたので、混雑状況や展示の様子をご紹介します。

展示の内容

2017年は南方熊楠生誕150周年にあたります。これを機会に南方熊楠の生涯とその業績を振り返り、現在の視点でその位置づけを考えます。(国立科学博物館HPより)

南方熊楠は「森羅万象を探求する自然科学者」として紹介されてきましたが、実は自然科学分野の論文は意外なほどに少ないそうで、近年は「知」そのものを収集しデータ化する情報提供者として捉えられる事が多くなっているそうです。

本展覧会では、熊楠の活動のキーアイテムである日記・書簡・抜書(さまざまな文献からの筆写ノート)・菌類図譜を展示。“熊楠の頭の中をのぞく旅”に誘います。(展覧会の公式HPより)

また展示後半では著作「十二支考」の腹稿が展示されており、ここから熊楠がトピックのネットワークを作成、取捨選択していく様子を再現しています。これはまさに現代において私達がネット上で行っていることであり、まさに100年早かった智の人ということになりますね。

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会場の様子と混雑具合

初日は平日の火曜日ですが閉館前の16時頃で結構な人が入っていました。国立科学博物館だからというのも有りますが、幅広い年齢層の方が来館していました。

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十二支考の腹稿

入り口で小冊子を無料配布

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こんな立派なリーフレットを入り口で配布しています。希望者はスタッフの方に声をかけて出してもらう形式でした。非常に立派なものでこれが無料でもらえるとはなんだか恐縮な気分…

展示概要

項目 内容
名称 南方熊楠生誕150周年記念企画展
南方熊楠-100年早かった智の人-
開催期間 2017年12月19日(火)~2018年3月4日(日)
開催場所 国立科学博物館(東京・上野公園)
日本館1階 企画展示室
開館時間 午前9時~午後5時
(金曜日、土曜日は午後8時まで)
※入館は各閉館時刻の30分前まで
休館日 毎週月曜日
12月28日(木)~1月1日(月)
1月9日(火)
ただし、1月8日(月)、2月12日(月)は開館
入館料 一般・大学生:620円
高校生以下および65歳以上:無料
主催 国立科学博物館、田辺市、
南方熊楠翁生誕150周年記念事業実行委員会
後援 和歌山県
朝日新聞社
特別協力 南方熊楠顕彰会
公益財団法人南方熊楠記念館
京都工芸繊維大学