日本科学未来館の新展示「知脳を◯◯する-脳をみて、脳をつくる研究者たち」 脳とAIについての最先端研究を楽しく体験

日本科学未来館にて、2021年3月25日(木)より新展示「知脳を◯◯する-脳をみて、脳をつくる研究者たち」が公開されます。同展示は、脳研究と人工知能(AI)研究の融合により、どのようなビジョン(理想の未来像)を切り拓くことができるのか、最先端研究から「知性」についての新しい視点を獲得し、脳の大きな可能性を共に探っていくというもの。展示エリアは同館 3階 常設展示ゾーン「未来をつくる」。編集部では公開に先だち、3月24日に開催された報道内覧会を取材しました。
- ※写真:左より 毛利 衛・日本科学未来館 館長、ヘンシュ 貴雄・東京大学国際高等研究所ニューロインテリジェンス国際研究機構 機構長、榎本 修次・乃村工藝社 代表取締役 社長執行役員 ※ヘンシュ氏はアバターによる参加 日本科学未来館 常設展エリア 「知脳を◯◯する-脳をみて、脳をつくる研究者たち」 報道内覧会にて編集部撮影
展示のようす:「知脳を◯◯する-脳をみて、脳をつくる研究者たち」

報道内覧会にて編集部撮影
「知脳」とは造語で、脳を知ること、そして脳を知ることから生まれる人工知能という二つの側面をもつ新しい研究領域「ニューロインテリジェンス」を表すとともに、それによってもたらされる成果そのものも表しているということです。本展では、脳研究とAI研究、それぞれの視点をもつ研究者たちがコラボレーションする最前線を体感しながら、「知脳」をめぐるさまざまな体験をすることができます。
「音を奏でてみよう」は、演奏者の弾きぐせを再現して自動演奏するAIピアノ。

日本科学未来館 常設展エリア 「知脳を◯◯する-脳をみて、脳をつくる研究者たち」
報道内覧会にて編集部撮影
「ロボットシミュレーター」では、AIロボットと協力してお絵かきができます。

日本科学未来館 常設展エリア 「知脳を◯◯する-脳をみて、脳をつくる研究者たち」
報道内覧会にて編集部撮影
最先端の研究がテーマですが、未来に向けて何を発信できるのかということを体験してもらうことに工夫がなされていて、楽しみながら学ぶことができます。展示のキーワードはひとことで言えば「融合」。異分野の研究者たちのそれぞれの視点がクロスするプロジェクトの様子から発想をひろげ、さまざまな人々が行き交うサマルカンドの町をイメージ、実際に「知脳を探求する」の展示エリアはバザールのような雰囲気になっています。
展示は3月25日(木)より常設展示ゾーン「未来をつくる」にて公開されています。
※撮影用にマスクを外していますが、実際には館内ではマスクの着用が必要です。
「知脳を◯◯する-脳をみて、脳をつくる研究者たち」 概要
※オンラインによる事前予約が必要です。最新の情報につきましては、日本科学未来館の公式サイトをご確認ください。
- タイトル:ビジョナリーラボ「知脳を◯◯する-脳をみて、脳をつくる研究者たち」
- 公開日:2021年3月25日(木)
- 会場:日本科学未来館 3階 常設展示ゾーン「未来をつくる」
- 開館時間:10:00~17:00(入館券の購入は閉館時間の30分前まで)
- 休館日:火曜日(火曜日が祝日の場合は開館)、年末年始(12月28日~1月1日)
- 入館料:大人630円、18歳以下210円 ※オンラインによる事前予約が必要です
公式サイト
https://www.miraikan.jst.go.jp/
取材ご協力
- 日本科学未来館さま、同広報事務局さま