「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ―― 線の魔術」
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Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷)では7月13日(土)より「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ―― 線の魔術」が開催されています。ミュシャの代表作はもとより、ミュシャ作品に強い影響を受けた国内外のアーティストの作品などおよそ250点が出品される注目の展覧会、編集部では開幕に先立って開催された報道内覧会を取材しました。
- 記事中の写真は全て報道内覧会にて編集部撮影。文章・画像の転載、引用を全て禁止します。
会場レポート
会場のBunkamura ザ・ミュージアムには、雨天にも関わらず、かなり早い時間から報道陣が集まっており、展覧会の注目度を物語ります。展示の前半は、アール・ヌーヴォーの旗手たるアルフォンス・ミュシャ(1860-1939)が、どのように「完成」したかをミュシャ自身が影響を受けたものを中心に紹介、ミュシャ様式の形成の過程を辿ります。さらに後半では、ミュシャがインパクトを与えた作品を、グラフィック・アートから漫画に至るまで、幅広く紹介していきます。

- 会場には ミュシャ財団の理事長のジョン・ミュシャ氏もご来場。
ミュシャ氏、天野喜孝氏のアトリエを訪問する

ミュシャから影響を受けたアーティストの一人として、天野喜孝作品が展示されています。ミュシャ財団の理事長であり、ミュシャの孫でもあるジョン・ミュシャ氏の天野喜孝作品との出会いは、15年前にロンドンのアートディーラーに紹介されたのが最初とのこと。その後、本展のコンセプトが固まった段階で東京へ天野氏に会いに行ったそうです。その際に天野喜孝氏は「(天野作品に多大な影響を与えた)”神さま”が会いに来てくれた。」と言い、それに対してジョン・ミュシャ氏は「(自分はアルフォンス・ミュシャ本人ではなくて孫なので)いえいえ、あなたこそが”神”ですよ。」と答えたというエピソードを披露されました。
ミュージアムショップ
展覧会カタログ(2,400円)の他、ミュシャxペコちゃんのコラボ商品「みんなのミュシャ限定オリジナル缶 ペコちゃんサクサクサブレ5枚入り」(1,200円)など、ミュージアムショップもミュシャで埋め尽くされています。※価格はいずれも税別)

みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ―― 線の魔術
※チケット詳細等、展覧会公式サイトにてご確認下さい。
https://www.ntv.co.jp/mucha2019/
- 展覧会名:みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ―― 線の魔術
- 会場:Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷・東急本店横)
- 会期:2019年7月13日(土)- 9月29日(日)
- 開館時間:10:00-18:00
- *毎週金・土曜日は21:00まで
- *入館は各閉館時間の30分前まで
- 休館日:7月16日(火)、7月30日(火)、9月10日(火)