[会期終了]特別展「三国志」 東京国立博物館

2019年3月9日

投稿:ミュージアムズ編集部

※会期終了にともない画像表示を終了しました。

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2019年、三国志新時代 いざ、リアル三国志に参らん

7月9日(火) より東京国立博物館にて 特別展「三国志」が開催されます。日本でも人気の高い三国志について、選りすぐりの文物と最新の研究成果をまじえて、その実像に迫り、考古学ならではの、新たな三国志像の構築を目指すという本展覧会、「リアル三国志」を合言葉に、漢から三国の時代の文物を最新の成果によってひも解いて行きます。

会期は2019年7月9日(火)から9月16日(月・祝)まで 、また同展は九州国立博物館でも10月1日(火)から2020年1月5日(日)まで開催されます。

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展覧会見どころ

必見!

三国志研究史上、最大の発見で、海外初出品となる河南省の曹操高陵出土品や、呉の皇族クラスの墓と目される江蘇省の上坊1号墓など、最新の発掘成果が目白押し!三国志の実像に迫ります。

潜入!

2009年、河南省安陽(あんよう)市で曹操を葬った墓―曹操高陵発見。そのしらせは国内外の学者たちの注目を集め、現在も調査研究が続いています。本展では、この曹操高陵の実像に迫ります。

競演!

小説やマンガ、ゲーム、人形劇など幅広いジャンルで世代を超えて親しまれている三国志。本展覧会では、さまざまな三国志との夢のコラボレーションを企画。詳細は順次展覧会の公式サイトにて発表されるとのことです。

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構成と展示物の一部紹介

プロローグ 伝説の中の三国志 

およそ1800年前、後漢王朝の混迷に端を発した三国志の時代は、幾多の武将の栄枯盛衰とともに記録され、のちには歴史性を帯びた伝説となって普及した。
伝説は人々の親しむところとなってそこから詩文や絵画が生まれ、また関羽のように尊崇を集め神格化される武将もいた。今につながる多彩な「三国志文化」はこうして育まれていった。

1章 曹操(そうそう)・劉備(りゅうび)・孫権(そんけん) 英傑たちのルーツ

魏の基盤を作った曹操は、父祖伝来の勢力基盤を引き継ぎつつ漢王朝の中枢で実権を握り、動乱の時代に覇をとなえた。蜀の劉備は漢皇室の血統を自認し、漢王朝の復興を掲げた。呉の孫権は海洋ネットワークを駆使して勢力を伸ばすなど、独自の路線を歩んだ。後世に英雄とも称される彼らのルーツを、選び抜かれた文物から読み解いてみよう。

2章  漢王朝の光と影

漢王朝は天下に比類なき巨大帝国へと成長し、全国各地に統治の網を張りめぐらせた。しかし2世紀末には王朝内部の政争が表面化し、皇帝は求心力を失っていった。地方では道教教団が台頭して新時代の幕開けを喧伝する黄巾の乱がおこり、漢の都は董卓によって破壊されるなど、社会全体が混迷を深めていった。

3章  魏・蜀・呉 三国の鼎立(ていりつ)

魏、蜀、呉の鼎立は、後漢時代の末期に形づくられ、それぞれの境界で争いはとくに熾烈を極めた。220年、曹操が没して息子の曹丕(文帝)が後漢から皇位を奪うと、蜀の劉備と呉の孫権はこれに反発し、互いに正統性を主張した。ここでは、後漢時代から三国時代の武器や著名な合戦を取り上げ、その時代の空気を感じ取る。

4章  三国歴訪

魏は漢王朝の中心地であった黄河流域に勢力を張り、蜀は自然の恵み豊かな長江上流の平原をおさえ、呉は長江下流の平野部と沿岸域に割拠した。異なる風土は、それぞれに独自の思想や習慣を育んだ。各地で出土する文物にも、三国それぞれの特色があらわれている。

5章 曹操高陵と三国大墓(たいぼ)

後漢時代の末期から三国時代になると、支配者たちは墓づくりに対してこれまでとは異なる路線を歩みだした。豪華さを競うのではなく、質素倹約を貴ぶようになったのである。ここでは、2009年に発掘されて話題を呼んだ曹操高陵(曹操墓)をはじめ、各地の著名な古墓を巡り、支配者たちの意識の変化に迫る。

中国国外初公開!あの曹操の墓からの出土品がつい日本へ

エピローグ 三国志の終焉-天下は誰の手に

つわものたちが幾多の戦いを繰り広げた三国時代。最後に天下をおさめたのは魏でも蜀でも呉でもなく、司馬氏が建てた西晋王朝であった。司馬氏は各地の有力一族の基盤を守りつつも、新たな秩序を生み出していった。

開催概要(東京国立博物館)

項目内容
展覧会名日中文化交流協定締結40周年記念 特別展「三国志」
会期2019年7月9日(火)~9月16日(月・祝)
休館日月曜、7月16日(火) ※ただし7月15日、8月12日、9月16日は開館
開館時間午前9時30分~午後5時 ※金・土曜は午後9時まで (入館は閉館の30分前まで)
会場東京国立博物館平成館(上野公園)
〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
主催東京国立博物館、中国文物交流中心、
NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社
後援外務省、中国国家文物局、中国大使館
協賛大日本印刷、三井物産
協力コーエーテクモゲームス

展覧会公式サイト

チケット情報

項目内容
観覧料(税込)当日券
一般1,600円
大学生1,200円
高校生900円
  • ※団体は20名以上
  • ※障がい者とその介護者1名は無料(入館の際に障がい者手帳などをご提示ください)
  • ※中学生以下無料

チケット取り扱い:東京国立博物館正門チケット売場(窓口、開館日のみ、閉館の30分前まで)、 展覧会公式サイト(オンラインチケット)、 セブンチケット、 ローソンチケット、 チケットぴあ、 イープラス、 CNプレイガイド、 その他各プレイガイド

九州国立博物館でも10月より開催

観覧料等詳細については展覧会公式サイトでご確認ください。

開催概要(九州国立博物館)

項目内容
展覧会名日中文化交流協定締結40周年記念 特別展「三国志」
会期2019年10月1日(火)~2020年1月5日(日)
休館日月曜〔ただし10月14日(月・祝)、
11月4日(月・祝)は開館〕、10月15日(火)、11月5日(火)、12月23日(月)~31日(火)
開館時間午前9時30分~午後5時 ※金・土曜は午後8時まで (入館は閉館の30分前まで)
会場九州国立博物館(太宰府天満宮横)3階
〒818-0118 福岡県太宰府市石坂4-7-2
主催九州国立博物館・福岡県、中国文物交流中心、
NHK福岡放送局、NHKプラネット九州、西日本新聞社、朝日新聞社
後援外務省、中国国家文物局、中国大使館
協賛大日本印刷、三井物産
特別協力太宰府天満宮
協力コーエーテクモゲームス
お問い合わせNTTハローダイヤル 050-5542-8600
ご案内時間 8:00~22:00/年中無休