島村友里子氏が「第1回 始弘賞」大賞を受賞 受賞記念個展は9/28より(始弘画廊・表参道)

投稿:ミュージアムズ編集部
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「第1回 始弘賞」大賞を島村友里子氏が受賞

《花と骨》 嶋村有里子 2019 年 油彩、キャンバス 50 号 F

 若手作家の活動を支援する「第一回始弘賞」の大賞に洋画家の嶋村有里子氏が決定しました。正賞として100万円が授与されるとともに、9月28日からは受賞を記念した個展が始弘画廊(表参道)で開催されます。
 始弘画廊は今年、創立33年を迎え、近年は若手作家の育成に力を入れています。昨今の新型コロナウイルスの影響で制作活動にも大きな影響を受けている若手作家を支援するため、2020年に始弘賞を創設しました。

  • リソース:始弘賞広報事務局さま

大賞受賞者の嶋村有里子氏 受賞コメント

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この度は、栄えある第 1 回始弘賞にお選びいただき、誠にありがとうございます。
油絵の具の持つ力強い物質感、その美しさに魅了されて、今日まで描いてきました。
心を込めて描くこと、色彩と造形、ひたむきさ。
私自身、絵を描く時に最も大切にしているこの三点をご評価頂けたことは何よりの喜びです。
受賞のご連絡を頂き、何処かで誰かが見てくれている、想いが伝わっている、ということに、じんわりと感動すると共に、絵画の持つ可能性を改めて感じています。
コロナ禍という特異な状況の中、このような賞を創設してくださった始弘画廊様に改めて感謝申し上げます。(嶋村有里子氏)

審査員選評

最近の若手のアーティストは技術的にものすごく達者だが、どうも頭で描いている絵が多すぎるように感じる。そうした中で、嶋村さんは描きたいものを心で描いているところに共感した。(寺田農氏)

嶋村は風景や植物を独自のフォルムと色彩で描いてきた。どの作品も対象への執拗な観察により、緊張感と生気に溢れたものとなっている。その独自性と、近年の発表作の充実振りを評価し、始弘賞に推薦する。(土方明司氏)

絵に力があり、またひたむきな制作態度に好感がもてる。画家として人を惹きつける魅力が備わっている。やはり心に強い信念を持っているからこそ描ける絵なのだと思う。(平山幹子氏・平山俊信氏)

「始弘賞」概要と受賞記念個展について

  • 表彰 :大賞(1名)嶋村有里子 正賞(始弘画廊で個展開催)・副賞 100万円
  • 審査員:寺田農、土方明司、平山幹子、平山俊信
  • 対象作家:平面・立体などジャンルは不問
  • 受賞者個展:2020年9月28日(月)~10月10日(木)
  • 個展会場:始弘画廊(港区南青山5-7-23、電話番号:03-3400-0875)
  • お問い合わせ:03-6914-6960(始弘賞運営事務局 )

始弘画廊のHP