
「湯婆婆と銭婆の”開運・恋愛”おみくじ 」を今まさにひく瞬間
報道内覧会にて編集部撮影
最終更新:2019年4月19日(プレス内覧会とトークショーを取材、展示会場レポを追加し、ページ全体をリニューアル)
©TS ©Studio Ghibli
宮さんは絵を描き、僕は字を書く。
スタジオジブリとして約3年ぶりの東京会場での開催となる『鈴木敏夫とジブリ展』は、2019年4月20日(土)~5月12日(日)の23日間(※会期中無休)、神田明神に新設された文化交流館「EDOCCO」内の神田明神ホールおよびその周辺エリアにて開催中です。
鈴木敏夫さん、夏木マリさんインタビュー
開幕に先立ち開催された報道内覧会に、鈴木敏夫さんご本人と、 映画『千と千尋の神隠し』で人気キャラクター“湯婆婆”の声優を務めた、夏木マリさんが登壇。

「僕はこまかい書き散らしたものまで、ついとっておくクセがあるんだけど、宮崎さんはどんどん捨てちゃう。ジブリ美術館を建てる時に、宮崎さんが「持ってるよね?」なんて言うんですよ」と鈴木敏夫さん。
夏木マリさんは、アフレコの際に宮崎監督に「ジブリってのは鈴木さんでもっている、湯屋を立て直す、鈴木さんの女版みたいなものとして、 湯婆婆を演じて欲しい」とアドバイスされたエピソードを披露しました。「単なる悪役をはりきってやる、というのではなく、愛があるんですよね。」
展覧会場について(報道内覧会より)

夏木マリさん、鈴木敏夫さん、榎本修次さん(乃村工藝社社長)
報道内覧会にて編集部撮影
作品の世界観をより多くの人に伝えるため、監督の意図を汲み作品と真摯に向き合うことで、その本質を「言葉」にして伝えてきた鈴木敏夫氏。その力強い“言葉”を見ただけで、きっと誰しも心に残る名場面を鮮明に思い出すとともに、ジブリの世界観に強く引き込まれるでしょう。高畑勲、宮崎駿両氏と出会って40年、「風の谷のナウシカ」や「千と千尋の神隠し」、そして「風立ちぬ」、「かぐや姫の物語」まで、ジブリはどこから始まりどこへ向かうのか。展示では、鈴木氏による書やジブリ作品の資料を用いて、鈴木敏夫氏の「原点」から「今」を紹介することで、スタジオジブリの秘密に迫ります。

※上記6点については主催者さまご提供画像
記者感想として
なかなか見られることのないメモやラフ、NGになった企画など、鈴木さんがジブリを盛り上げてきた想いの数々を感じます。鈴木さんと夏木さんのトークで「女版鈴木さん=湯婆婆」という話が出ていましたが、まさに、ジブリを切り盛りする湯婆婆の鈴木さんの愛とパワーにあふれる言葉がいっぱいで元気の出る展覧会です。
新展示初公開。湯婆婆と銭婆が人生&恋愛の悩みに助言をくれる”開運・恋愛”おみくじ
東京会場で初お披露目となる新展示は、湯婆婆と銭婆が様々なお悩みにアドバイスをする、「湯婆婆と銭婆の”開運・恋愛”おみくじ」。湯婆婆は“恋愛”について、銭婆は“開運”について、ありがたいお言葉を授けてくれます。

写真撮影OKエリアもたくさん!
来場者が写真撮影可能な展示が4つも設置されています。ただし、混雑時には安全確保のため写真撮影の制限等を行う場合があるとのこと。

鈴木敏夫氏プロフィール

1948年、名古屋市生まれ。
慶応義塾大学文学部卒業後、徳間書店入社。『週刊アサヒ芸能』を経て、『アニメージュ』の創刊に参加。副編集長、編集長を務めるかたわら、「風の谷のナウシカ」「火垂るの墓」「となりのトトロ」などの高畑勲・宮崎駿作品の製作に関わる。1985年にスタジオジブリの設立に参加、1989年からスタジオジブリ専従。以後ほぼすべての劇場作品のプロデュース。現在、株式会社スタジオジブリ代表取締役プロデューサー。著書に『仕事道楽 新版 スタジオジブリの現場』(岩波新書)、『ジブリの哲学―変わるものと変わらないもの―』(岩波書店)、『風に吹かれて』(中央公論新社)、『ジブリの仲間たち』(新潮新書)、『ジブリの文学』(岩波書店)、『人生は単なる空騒ぎ―言葉の魔法―』(KADOKAWA)、『禅とジブリ』(淡交社)、『南の国のカンヤダ』(小学館)などがある。
開催概要
名称 | 鈴木敏夫とジブリ展 |
会場 | 神田明神 文化交流館「EDOCCO」内 神田明神ホール 御茶ノ水駅 徒歩5分/秋葉原駅 徒歩7分 |
会期 | 2019年4月20日(土) ~ 5月12日(日) ※計23日間、会期中無休 |
時間 | 10:00~18:00 (最終入場 17:30) |
主催 | 乃村工藝社、ローソンエンタテインメント |
入場料 | 当日券:大人1,300円、中高生800円、小学生600円 |
協賛 | パルグループホールディングス |
特別協力 | 株式会社スタジオジブリ |
企画協力 | 博報堂DYメディアパートナーズ、ムービック・プロモートサービス |
展示協力 | ア・ファクトリー |
協力 | 第一興商、江戸総鎮守 神田明神 |
入場料 | 大人1,300円、中高生800円、小学生600円 |
お問い合わせ | ghibli-suzuki@nomura-g.jp |
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