有名無名の職人の”技”を見よ! 「シブい工芸 たばこ盆」 たばこと塩の博物館 《みどころ紹介》

2021年6月11日

投稿:M3PRESS編集部

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たばこ盆約80点を一堂に紹介!見どころは有名無名の職人たちの技  「シブい工芸 たばこ盆 ~地味な立ち位置・たしかな仕事~」  たばこと塩の博物館(東京・墨田区)で6月1日~7月4日に開催

たばこと塩の博物館にて「シブい工芸 たばこ盆 ~地味な立ち位置・たしかな仕事~」が2021年7月4日(日)まで開催中。同館所蔵品より、たばこ盆約80点を展示され、簡素な普段遣いのものから絢爛豪華な大名道具まで、様々な素材、装飾、技法など、職人の技が光るたばこ盆の魅力が紹介されます。

朝顔蒔絵螺鈿手付きたばこ盆

展覧会みどころ

朝顔蒔絵螺鈿手付きたばこ盆

たばこの伝来後、日本では喫煙に必要な道具を備えるために、たばこ盆が登場しました。たばこ盆は、単に喫煙に使うだけでなく、小間物の収納や来客へのおもてなし、商店の宣伝媒体、時には炭火を保つ生活必需品の様な役割も担いながら、人々の暮らしに寄り添ってきました。しかし、明治以降、きせるから紙巻たばこへと徐々に喫煙形態が移り変わるのに合わせて、たばこ盆の姿も変化していき、現代では、芝居やお茶席以外の場面ではなかなか見かけないものとなってしまいました。

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鳴子螺鈿蒔絵たばこ盆

工芸品としても地味な存在といえるたばこ盆ですが、実は、木工、漆芸、金工など有名無名の職人たちの多彩でたしかな技を見ることができます。かつては日用品として使用されていたものでありながら、その形状や意匠など、見どころはつきません。本展では、当館所蔵品より、たばこ盆約80点を展示します。簡素な普段遣いのものから絢爛豪華な大名道具まで、様々な素材、装飾、技法など、職人の技が光るたばこ盆の魅力が紹介されます。

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たばこが登場する絵画作品と合わせ、似た形状のたばこ盆と比較する展示なども

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「邸内遊楽図」(部分) 17世紀中期 紙本着色
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「冨嶽三十六景 東海道吉田」 葛飾北斎 天保2年(1831)頃 大判錦絵

開催概要: 「シブい工芸 たばこ盆 ~地味な立ち位置・たしかな仕事~」

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朱漆塗たばこ盆

最新情報等については公式サイトをご確認ください。

  • 名称:「シブい工芸 たばこ盆 ~地味な立ち位置・たしかな仕事~」
  • 会期:2021年6月1日(火)~7月4日(日)
  • 主催:たばこと塩の博物館
  • 会場:たばこと塩の博物館 2階特別展示室
  • 所在地: 東京都墨田区横川 1-16-3(とうきょうスカイツリー駅から徒歩8分)
  • 開館時間: 午前11時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
  • 休館日: 月曜日
  • 入館料: 大人・大学生:100円/満65歳以上の方(要証明書):50円/ 小・中・高校生:50円
    • ※なるべく少人数でのご来館をお願いします。

公式サイト

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