
和モダンの世界 近代の輸出工芸@たばこと塩の博物館に行ってきた
こんにちは、ちょっとアップが遅れてしましましたが、新聞にも大きく広告が出ていた、たばこと塩の博物館の特別展、「和モダンの世界 近代の輸出工芸 〜金子皓彦コレクションを中心に〜」に今週行ってきました。展示の様子や、混雑状況、また通常展示がかなり良かったのでそれと併せてご紹介いたします。

特別展の概要
日本輸出工芸研究会会長である金子皓彦氏は半世紀以上にわたり、幕末・明治から昭和時代初期頃に制作された輸出用工芸品としての寄木細工や芝山細工のほか、薩摩焼をはじめとする明治・大正時代の日本陶磁、駿河・会津・横浜で作られた漆工品、さらに麦わら細工や貝細工といった観光物産などを収集し、今日“和モダン”と称される分野の資料のほか、たばこに関係するものも含めて数多く所蔵しています。(公式サイトより)
特別展では200点もの金子コレクションを中心に「さながら骨董市に踏み込んだような空間」で様々な「和モダン」が展示されます。
- 和モダンの世界 近代の輸出工芸 〜金子皓彦コレクションを中心に〜
- たばこと塩の博物館 2階特別展示室
- 午前10時~午後6時(入館締切は午後5時30分)
- 休館日 毎週月曜日(ただし、1月8日は開館)
- 12月29日(金)~1月3日(水)
- 一般・大学生300円 小・中・高校生100円 満65歳以上の方150円
金子先生本人の解説イベントがあります!
金子皓彦(日本輸出工芸研究会会長)さん本人によるギャラリートークがあります。
- 11月3日(金・祝)、11月26日(日)、12月16日(土)、平成30年1月7日(日)
- 午後2時から、2階特別展示室で開催。
- 参加には本展観覧料が必要
展示の様子

混雑具合と客層
…正直に書きますとガラガラでした!取材に行ったのが16時まえで、この日は14時から講演があり、入れ違いでたくさんお客さんが出て行きましたので、それもあると思いますが、新聞広告の切り抜きを持っていくと割引とあったので覚悟して行ったのに拍子抜けしちゃいました。そのぶん、貸切レベルでゆっくりと日本の職人の作った美術を堪能できましたけども。
よって、客層についてもコメントができません( ´∀`)
写真撮影について
特別展の部屋は撮影禁止ですが、塩、タバコ、それぞれの常設展エリアは撮影OKです。
スタッフさんに確認したところ、入り口の大きいポスターは撮影OKでした。
展示の感想
まず、展示室入り口の巨大な寄木細工によりライティングビューロー(書き物用の机)に圧倒されます。北斎展にしても運慶展にしても有名な作者、いわばスタークリエイターの作った銘品の展覧会ですが、この特別展は無名の日本の職人の圧倒的な技術力に息を飲みます。展示中(ガラガラなのを良いことに)なんども大きなため息をついてしまいました。
1867年のパリ万博をきっかけに江戸末期から明治にかけて欧米では日本的な文化のブームが起こり、それにあわせて屏風や陶磁器といったものが輸出されます。日本の職人の高い技術は海外も高い評価を得ました。欧米の大きい建物あうサイズの大きいサイズの日本屏風、しかも非常に繊細な細工が施されていたりして、日本文化が本当に好きになれる展覧会です。
写真撮影NGのため写真を載せられませんが、展示物については、オフィシャルのプレスリリースで一部の画像を見ることが出来ます。ぜひ直接ご自分の目でご覧になることをお勧めします!

たばこと塩の博物館
- 〒130-0003 東京都墨田区横川 1-16-3
- 開館時間 午前10時~午後6時(入館締切は午後5時30分)
- 休館日 月曜日(月曜日が祝日、振替休日の場合は直後の平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
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読んでいただいてありがとうございました。
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