やわらかで温かな色彩の水彩画やユーモアあふれる絵本で人気の画家・安野光雅氏の追悼展「『洛中洛外と京都御苑の花』展」が、2021年8月25日(水)より大阪髙島屋、横浜髙島屋にて順次開催されます。

展覧会では2020年12月に惜しまれつつ逝去された安野光雅氏追悼の意を込め、“京都”をテーマに産経新聞で毎月連載された作品をはじめ、未公開原画を含む約120点の原画を展示。「京都をたずね、そこに今も息づいている文化の姿を写したい」と語り、80歳を過ぎてから古都への旅を重ねた安野氏が描き出す、様々な京都の姿を堪能できます。
会期は、大阪髙島屋が、2021年8月25日(水)から9月6日(月)まで、横浜髙島屋が9月15日(水)から10月4日(月)まで。

展覧会のみどころ
安野氏は2011年から2019年12月まで古都の姿を描き続けました。本展では、安野氏が産経新聞紙面で約9年間にわたり連載した「京都」をテーマに描いた作品92点と京都御苑の花を描いた作品12点、さらに新聞未掲載作品17点の原画が展示されます。
ファンからの人気が高い「東寺」や「哲学の道」、「雪の金閣寺」をはじめ、約1200年の歴史と伝統に彩られた「洛中洛外」では、おなじみの寺社仏閣だけでなく、京都の北部から南部までの広範囲にわたる風景や歴史ある街並み、京都ゆかりの人物まで、作品の題材は多岐にわたります。また、天皇陛下譲位の年となる2019年に特別編として1年間連載した京都御苑に咲く花を題材とした作品の原画を一堂にご覧いただけます。
安野 光雅(あんの みつまさ)
大正15年(1926年)3月20日、島根県津和野町に生まれる。
子供のころより、画家への夢を抱き、昭和24年美術教員として上京。
教員のかたわら、本の装丁などを手がける。 昭和43年、絵本「ふしぎなえ」でデビュー。 その後、淡い色調の水彩画で、やさしい雰囲気の漂う作品を数多く発表。また、美術の世界だけにとどまらず、科学・数学・文学などにも造詣が深く、その好奇心と想像力の豊かさで次々と独創性に富んだ作品を発表。その業績に対し、国際アンデルセン賞を始め、紫綬褒章、菊池寛賞など数々の賞を受賞。平成24年(2012年)には文化功労者に顕彰されました。
代表作に「ふしぎなえ」「ABCの本」「天動説の絵本」「旅の絵本」「綸本平家物語」、司馬遼太郎「街道をゆく」の挿絵など。
作品紹介(一部)
洛中の風景


洛外の風景
京都御苑の花
会場情報
- 会期/会場:
- 2021年8月25日(水)から9月6日(月) 大阪髙島屋7階グランドホール
- 2021年9月15日(水)から10月4日(月)横浜髙島屋ギャラリー〈8階〉
- 入場時間:午前10時~午後6時30分(午後7時閉場)
- ※最終日は午後4時30分まで(午後5時閉場)
- ※都合により変更になる場合がございます。最新の情報は各店のホームページをご覧く ださい。
- ※WEBでの日時事前予約なしでご覧いただけます。
- ※会場の混雑状況により、入場制限をさせていただく場合がございます。
- 入場料:一般1,000円(800円)、大学・高校生800円(600円)、中学生以下無料
- ※()内は前売りおよび団体10名様以上の割引料金。
- ※その他の割引等は各店のホームページをご覧ください。
- 前売り券は、大阪:7/14から8/24までローソンチケット(Lコード53901)、セブンチケット(セブンコード090-075)、
- 横浜:7/15から9/14までローソンチケット(Lコード32813)、セブンチケット(セブンコード090-073)にてお求めいただけます。
- 主催:産経新聞社
- 後援:サンケイスポーツ、夕刊フジ
- 協力:森の中の家 安野光雅館、津和野町立安野光雅美術館