チームラボボーダレス(東京・お台場)が3周年。世界中の展覧会とつながる新作で、よりボーダレスな体験に。 ー《世界とつながったお絵かき水族館》と《空間を越えて共有する巨石》ー

お台場・チームラボボーダレスに、世界中の展覧会とリアルタイムにつながる新作《世界とつながったお絵かき水族館》と《空間を越えて共有する巨石》が登場しています。6月21日に3周年を迎えるチームラボボーダレス、世界のさまざまな地域で展示されているチームラボの作品とつながるこれら2作品の追加で、よりボーダレスな体験を楽しめます。

《世界とつながったお絵かき水族館》では、別の会場で描かれたマグロが、目の前の海の中にもリアルタイムで登場。《空間を越えて共有する巨石》では、世界のさまざまな地域で開催されている展示場所(上海のチームラボボーダレス※2021年6月1日現在)の世界の中を浮遊する巨石が、壁の中にめり込み、ミュージアムという物理空間をも超えて、東京のチームラボボーダレスの世界に、めり込んだ分だけ壁から姿を表します。巨石に触れると青く光り、その光は別の会場に姿を現した巨石まで流れていきます。

※チームラボボーダレスは、6月1日(火)より、日時指定予約制で、入館制限などの新型コロナウイルス感染拡大防止対策を取った上で、再開されています。
≪世界とつながったお絵かき水族館≫
- 世界とつながったお絵かき水族館 / Sketch Aquarium: Connected World
- teamLab, 2013-, Interactive Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi
この水族館は、みんなが描いた魚たちが泳ぐ水族館です。
紙に自由に魚の絵を描きます。すると、描いた絵に命が吹き込まれ、目の前の巨大な水族館で、みんなが描いた魚と共に泳ぎだします。泳いでいる魚は、触れることもでき、触れられた魚は、いっせいに逃げだします。エサ袋に触ることによって、魚にエサをあげることもできます。
中でも、マグロは、この作品の空間を超えて、世界の他の場所で行われている展覧会の「お絵かき水族館」や「スケッチオーシャン」まで泳いでいきます。また、世界の他の場所で今描かれたマグロが、目の前の「お絵かき水族館」の海の中に泳いで来ることもあります。
≪空間を越えて共有する巨石≫
- 空間を越えて共有する巨石 / Sharing Rock Mass, Transcending Space
- teamLab, 2019, Interactive Digital Installation
上海にあるチームラボボーダレスの世界の中を浮遊する巨石。巨石は上海のチームラボボーダレスの通路を浮遊し壁の中にめり込んでいく。そして、ミュージアムという物理空間をも超えて、東京にあるチームラボボーダレスの世界に、めり込んだ分だけ壁から姿を表す。
東京の壁から顔を出した巨石に人々が触れると、巨石は青く光る。その光は、上海の壁にめり込んでいる巨石まで流れていく。上海でめり込んでいる巨石に人々が触れると、巨石は赤く光り、その光は、こちら側の巨石まで流れ込んでくる。巨石に赤い光が流れ込んだ時、それは、上海で誰かが、巨石の反対部分に触れているということだ。
概要:チームラボボーダレス
- 森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス
- 所在地: 東京都江東区青海1-3-8(お台場パレットタウン)
- 料金: 大人(高校生以上)3,200円、障がい者割引 1,600円、子ども(中学生以下)1,000円
- ※3才以下は無料
- ※障がい者割引の対象は、障がい者手帳をお持ちの方ご本人様と同伴者1名まで
- ※開館時間・休館日はシーズンによって異なります。詳しくはウェブサイトをご確認ください。
公式サイト:チームラボボーダレス
チームラボ
アートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、そして自然界の交差点を模索している国際的な学際的集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。
チームラボは、アートによって、自分と世界との関係と新たな認識を模索したいと思っている。人は、認識するために世界を切り分けて、境界のある独立したものとして捉えてしまう。その認識の境界、そして、自分と世界との間にある境界、時間の連続性に対する認知の境界などを超えることを模索している。全ては、長い長い時の、境界のない連続性の上に危うく奇跡的に存在する。
ニューヨーク、ロンドン、パリ、シンガポール、シリコンバレー、北京、台北、メルボルンなど世界各地で常設展およびアート展を開催。東京・お台場に《地図のないミュージアム》「チームラボボーダレス」を開館。2020年秋まで東京・豊洲に《水に入るミュージアム》「チームラボ プラネッツ」開催中。2019年11月に上海・黄浦濱江に新ミュージアム「teamLab Borderless Shanghai」を開館。マカオに「teamLab Super Nature Macao」を開館予定。
チームラボの作品は、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(シドニー)、南オーストラリア州立美術館(アデレード)、サンフランシスコ・アジア美術館(サンフランシスコ)、アジア・ソサエティ(ニューヨーク)、ボルサン・コンテンポラリー・アート・コレクション(イスタンブール)、ビクトリア国立美術館(メルボルン)、アモス・レックス(ヘルシンキ)に永久収蔵されている。