東京・原宿にある浮世絵専門美術館、太田記念美術館で過去に2度に渡って開催された展覧会「浮世絵動物園」が、1冊の本になりました!
東京・原宿にある浮世絵専門美術館、太田記念美術館で過去に2度に渡って開催された展覧会「浮世絵動物園」が小学館より書籍として刊行。これは 『浮世絵動物園 江戸の動物 大集合!』で、小学館から2021年5月19日に発売されるもの。

愛情を注がれる猫や犬、日々の営みを助けた馬や牛など、日々の暮らしをともにした動物から、おめでたい鶴や亀、地震を起こすとされた鯰など、人々の願いや想いが託された動物、さらには舶来の珍獣まで、浮世絵には、さまざまな動物が登場します。その多彩な表現は、「かわいい!」「おもしろい!」「ちょっとヘン!?」と、見ているだけで楽しいもの。でも、さらにそれらを読み解いていくと、当時の人びとの暮らしが動物とともにあり、また、ときに神聖でときに恐ろしい、動物のもつさまざまなイメージもふくめて、人びとが動物たちを愛でていたことが見えてきます。
掲載作品は約160点。全作品に優しい語り口の解説つき。太田記念美術館の初の試みとして、電子書籍でも発売されます。江戸絵画の動物表現を楽しむとともに、江戸の人々と動物の深い関係を伝える1冊です。