
「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」 2019年開催
19世紀末、ハプスブルク帝国が終焉に向かう頃、ウィーンでは芸術においても新たな時代を求める動きが起こり、装飾性豊かな世紀末芸術が、絵画や建築、応用芸術、ファッションなど様々な分野で花開きました。2019年の日本・オーストリア外交樹立150周年を記念して開催される本展は、国立新美術館(東京・六本木)、国立国際美術館(大阪・中之島)で開催され、モダンデザインへの萌芽とも言えるビーダーマイアー時代の銀器や絵画から世紀末芸術を代表するクリムトやシーレ、オットー・ヴァーグナー、アドルフ・ロース、ウィーン工房に至るまで、東京会場で約400点、大阪会場では約330点の作品により、ウィーン世紀末の華麗なる芸術世界とその革新性を紹介するものです。
展覧会のポイント
- 絵画、建築、応用芸術、音楽―ウィーン芸術文化の全容がわかる総合展
- クリムト47点、シーレ22点、ココシュカ17点 ウィーン世紀末の巨匠の作品が集結(東京展)
※大阪展はクリムト18点、シーレ11点、ココシュカ8点 - ウィーン・ミュージアムの至宝が一堂に
クリムトの傑作《エミーリエ・フレーゲの肖像》が来日!!

ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz
展覧会の構成
展覧会は「第1章 啓蒙主義時代のウィーン」「第2章 ビーダーマイアー時代のウィーン」「第3章 リング通りとウィーン」「第4章 1900年―世紀末のウィーン」の4章構成。絵画や工芸はもちろん、建築、デザイン、インテリア、グラフィックデザインなど、多彩な展示品を通して、”芸術の都”ウィーンで育まれた芸術世界を網羅的に紹介します。
展示作品の一部
東京会場で約400点、大阪会場では約330点もの展示作品の一部を画像で紹介いたします。

- 左:グスタフ・クリムト《エミーリエ・フレーゲの肖像》1902年 ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz
- 右:グスタフ・クリムト《パラス・アテナ》1898年 ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz

- 左:エゴン・シーレ《自画像》1911年 ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz
- 右:エゴン・シーレ《ひまわり》1909-10年 ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz

- 左から
- グスタフ・クリムト《第1回ウィーン分離派展ポスター》(検閲後)1898年 ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz ※大阪展は同作品の別版を出展
- マクシミリアン・クルツヴァイル《黄色いドレスの女性(画家の妻)》1899年 ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz
- マルティン・ファン・メイテンス《幼いヨーゼフ2世を伴ったマリア・テレジア》1744年 ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz
- フランツ・ルス(父)《皇后エリーザベト》1855年 ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz

- ハンス・マカルト《1879年の祝祭行列のためのデザイン画―菓子製造組合》1879年 ウィーン・ミュージアム蔵 ©Wien Museum / Foto Peter Kainz
記者発表会(2018年10月)


- 左:ウィーン・ミュージアム ウーズラ・ストーク 副館長
- 右:画面左から、主催の読売新聞東京本社 福士 千恵子 取締役事業局長、主催(大阪展)の国立国際美術館 山梨 俊夫 館長、主催(東京展)の国立新美術館 青木 保 館長、駐日オーストリア大使 フーベルト・ハイッス 閣下、ウィーン・ミュージアム ウーズラ・ストーク 副館長、ウィーン・ミュージアム クリスティーナ・シュヴァルツ 財務部長 2018年10月11日の記者発表会(国立新美術館)にて編集部撮影
ウィーン・ミュージアムが全面協力、東京展で約400点、大阪展で約330点と「通常の展覧会が2、3本できてしまうほどの規模」(学芸担当 国立新美術館 本橋 弥生 主任研究員)であり、ウィーンでもこれほどの作品がならぶことはないということです。展覧会タイトルである「ウィーン・モダン」という言葉は、本展のための造語で、「ウィーンの世紀末文化を、近代化(モダニズム)への過程という視点で読み解く」という意味合いが込められています。
「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」開催概要
2019年4月に国立新美術館(東京・六本木)、8月より国立国際美術館(大阪・中之島)で開催されます。
東京展
項目 | 内容 |
---|---|
展覧会名 | 日本・オーストリア外交樹立150周年記念 「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」 |
会期 | 2019年4月24日(水)〜8月5日(月) |
休館日 | 火曜日 ※ただし4月30日は開館 |
会場 | 国立新美術館 企画展示室1E(東京・六本木) |
主催 | 国立新美術館、ウィーン・ミュージアム、読売新聞社 |
お問い合わせ | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
展覧会HP | https://artexhibition.jp/wienmodern2019/ |
国立新美術館
- 〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
- 東京メトロ千代田線「乃木坂駅」青山霊園方面改札6出口(美術館直結)、東京メトロ日比谷線「六本木駅」4a出口から徒歩約5分、都営地下鉄大江戸線「六本木駅」7出口から徒歩約4分 ※美術館に駐車場はございません。
大阪展は2019年8月より
- 会場:国立国際美術館(大阪・中之島)
- 会期:2019年8月27日(火)~12月8日(日)
読者プレゼントのお知らせ
こちらの展覧会の招待券を5組10名様にプレゼントいたします。(東京展)当サイトの「問い合わせ」より、「ウィーン・モダン展チケット希望」の旨、メールアドレス及び送付先住所氏名を添えてご応募ください。応募受付は2019年4月21日(日)23:59まで。当選発表は発送をもってかえさせていただきますのであらかじめご了承くださいませ。
応募受付は終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございます!